徳間文庫<br> 封鎖

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徳間文庫
封鎖

  • 著者名:仙川環【著】
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 徳間書店(2016/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198937133

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内容説明

一夜のうちに症状が悪化し、死に至る。関西の山奥の集落で、強毒性の新型インフルエンザと覚しき感染症が発生した。医療チームが派遣されるが感染経路は掴めず治療も間に合わない。感染拡大を恐れ、集落から出る唯一の道は警察の手で封鎖された。娘を、この集落から逃がさなくては。杏子は、封鎖を突破しようと試みるが……。医療サスペンスの俊英が、明日起こる恐怖をリアルに描く!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

102
パニック系。60人と60万人どちらを救うのか?。こんな風に封鎖されちゃったらと思うと・・・。2017/05/02

ジンベエ親分

49
「首都封鎖」や「復活の日」とはまた違う視点から書かれた伝染病モノ。山奥の小さな小さな集落でH5N1の強毒型のインフルエンザのアウトブレイクが発生する。すかさず行政はその集落を完全封鎖するのだが…。「被害を最小限にするためなら何をしても良いのか?」という問いを熱量を持って問いかける作品。まあ、ムチャな話ではある。何もこんな強引かつ極端なことをしなくても「封鎖」そのものはできそうだし、県や警察などのあらゆる機関がこんな明らかに非合法な封鎖に同意することもあり得なそう。でもこの熱量は好きかな。2020/07/13

らむり

43
鳥インフルエンザが猛威を奮い、陸の孤島と化した集落…。最後までドキドキのサスペンスでした。2013/08/30

翔亀

41
【コロナ18】あまり期待せずに読んだが、感染症対策の負の要素を見事に描いている。医学部出身の作家だけに感染症はお手のものだろうが、小説を支える人物や家族やコミュニティの描写が確かで、絵空事と思える事態を、これはありうると不自然なく描写され作家の力量を感じる■扱われる新型ウイルスは鳥インフルエンザの一種。パンデミックではなく、地球上最初の発生段階。20世帯の山奥の限界集落が舞台だ。そこで何が起きるか。感染症対策としては確かにロックダウンが正しい。しかし対策チームが乗り込んで、これを完璧に行うとどうなるか。↓2020/06/05

JILLmama

38
恐ろしい...インフルエンザが変異して新型インフルエンザになること、これから絶対あると思う。 医学が進歩したって、ウィルスもそれに合わせて変異する。いつかパンデミックが起こるかもしれない。 小説だが、緊迫した住民の様子がひしひしと伝わり、手に汗握った。目に見えないウィルスが1番怖い。2019/08/13

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