内容説明
幼いころからパンダ一筋だった少女が、夢を追って中国成都のパンダ繁殖研究所へ。修行を積み、現在上野動物園でパンダ飼育係として奮闘中。リーリー&シンシンや四川の子パンダ達の写真も満載の青春お仕事エッセイ!
目次
第1章 パンダに魅せられて(リアルな絵柄に大興奮 衝撃的な初対面 「パンダを仕事にすればいいんじゃない」? 中国語漬けの日々 初めての中国留学 憧れのパンダの故郷)
第2章 四川農業大学(パンダ専門家を輩出する大学 住めば都の寮生活 方言と理系、ハードな授業 楽しいクラスメートたち 初めてのパンダ飼育実習(雅安)
四川大地震
卒業実習開始(成都パンダ基地)
張主任との出会い
幼年パンダを担当sる
いよいよ飼育員に)
第3章 成都パンダ基地(飼育の仕事の紹介 翻訳の仕事 先輩飼育員たちから学んだこと 忘れられないパンダたち)
第4章 上野動物園(園長さんへの手紙 お迎えの準備 公開の日 リーリーとシンシン 2頭の見分け方 飼育員の一日 成都での経験を生かして パンダの魅力 糞が語る様々なこと 発情と交配、そして出産のこと 繁殖の3大難 パンダの飼育と繁殖の国際会議 これからのパンダ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maroa
16
図書館本。上野のパンダの長い観覧列に並びながら読んだ本(笑)。小さい頃からパンダに魅せられ、中国語を学び卒業生の多くがパンダ基地へ就職するという四川省の大学に通い、現在パンダの故郷・中国の成都基地で働く著者。かつて上野動物園でも働いていた。パンダ好きは自分を含め多いけれど、彼女には本当に頭が下がる。色々勉強になったが、現在上野にいる親パンダ2頭は単に幼なじみというだけでなく世界パンダ会議にかけられて選ばれたペアだそう。さあ次はいつ彼らに会いに行こう…笑2019/01/15
みろ
9
好きで好きでたまらないパンダを仕事にするために中国語を学んでか、中国の大学に入り、ついに夢をかなえた作者さんの体験談。すごい行動力と固い意志で夢を実現できる人はすごいな!と思える1冊。パンダ雑学も豊富で楽しい。2014/01/10
yukiko-i
5
可愛らしいパンダの表紙に惹かれて読んでみることに。筆者の阿部さんは、パンダ好きが高じて、中国語を大学で勉強し、さらに中国へ留学してパンダ修行したのち、上野動物園の飼育員さんになったというパンダ愛溢れる人。 パワフルな行動力に、仕事に対する熱い情熱を感じました。久しぶりにパンダに会いたくなりました( ^ω^ )2015/07/15
おんま
5
パンダが好きで好きで、とうとう飼育係になった著者の物語。パンダに接するにはまず中国。言葉の習得からスタートし、中国に留学してパンダに関する様々な知識と経験をつみ、帰国して上野動物園の飼育員になった。いやはや、こんなに好きなことに没頭して努力できる著者はすごい、と思った。2013/12/13
うまみ
5
学生のうちにこれだけ情熱を注げるものを見つけられたこともスゴイし、それに向かって一途に突き進んでいき、言葉の壁・環境の壁etc...障壁を一つ一つ真摯に確実に乗り越えていった姿には恐れ入りました。内容は興味をひかれる素敵な体験談だが、文章にどこか『夏休みの思い出』の作文のような感想文のような幼さが見えて、ちょっと惜しい気がした。逆にそこが親しみやすく、子どもたちが手に取れば読みやすいといえるかもしれない。 2013/09/25
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