内容説明
大切な書類を忘れるなんて、まったくボスらしくないわ。建築事務所に勤める秘書のエマは週末を台なしにされて憤りながら、吹雪のなか、ボスのルーカスが滞在する古城へと車を走らせた。だが、着いた先で見たのは酒に溺れている彼の姿だった。「すぐにここから出ていけ!」ボスの罵声を浴びてかっとなったものの、エマは胸騒ぎを覚えた。そういえば、昨年の同じ日もボスはオフィスで泥酔して……。これは偶然なの? それとも何か理由があってのこと?エマは放っておけなくなり、彼に付き添うことに決めた。まさかボスと秘書という一線を越える羽目になるとは知らずに。■本年度RITA賞ファイナリストに選ばれた、サラ・モーガンの新作です。本作には『シチリアでもう一度』のヒーローが重要な脇役として再登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
4
予想以上に良かった。表には出さないだけで、ヒロインはずっとヒーローを意識していたんですね。我が子を愛しているために、愛の無い我が子の母親と同居していたヒーローは、自分が思っている以上に誠実な男性で、真面目で愛情深いヒロインとはお似合いでした。2015/01/05
キッチンタイマー
1
エマとエリザベスとエラだ。ところで秘書の陰に隠れているために本心を偽るエマの話し方が小気味いい。端的。それに負けないくらい効率的にざっくり話すヒーロー。結構よかったですよ。ハーレの読者ベストにのってた。2014/04/19
サティーシャ
0
建築事務所の秘書エマとボスのルーカス。心を閉ざすルーカスを誠実で姉弟のため頑張る愛情深いエマや友人の娘エラ、女子トークなど、周りの人たちに支えられ改心するのがいい。2016/09/16
月
0
★★★★☆誠実なヒロインが感じがいい。エマとエイブリーの女子トークもいい。2014/08/24
yukko
0
kindle版にて再読。やっぱりイイ!2014/05/20