内容説明
“ビッグデータの分析官として注目を浴びる、いま最もセクシーな職業、データサイエンティスト。
「21世紀で最も魅力的な職業」として注目を浴び、「データを分析して業務を変革し、社内にイノベーションを起こす人材」と定義されていますが、これだけではなかなか実体をつかみにくいかもしれません。そこで本書は、データサイエンティストの実態に迫ります。
この新たな人材像とこれからのデータ活用を提示する本書は、データサイエンスのスキルに関心があるビジネスパーソンはもちろん、「経験・努力・勘・根性」に基づくオペレーションの品質を高めたい経営層や管理職に役立つ情報が満載です。
『データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」』(日経BP社)の著者で、世界で最も
有名なデータサイエンティストでもあるディミトリ・マークス氏に単独インタビュー。さらにJALや楽天、花王、東芝、大阪ガスなど日本の著名企業で働くデータサイエンティスト10人の仕事ぶりを紹介。
また、データを経営強化にどう生かすかについては、スターバックスやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、アメリカン・エキスプレス、キリンビール、日東電工、日清食品、ファンケルなど国内外約20社の実態に迫ります。
日産自動車やホンダ、ファミリーマート、ニトリ、ホンダなど国内大手10社の経営トップ/経営幹部からは、データサイエンティスト/データ分析に期待する声を集めました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Abiko Eiichi
2
「21世紀で最も魅力的な職業」として注目を浴びている「データサイエンティスト」の現在地をまとめたものです。いわゆるムック本なので手軽に多くの人に最新情報を届けるのに良い形態です。本書に出てくる実在の企業の社員はみな、現状業務に疑問を持ったり、経営目標を達成するための改善策を常に考えています。データ分析のプロであると同時にデータを経営改革にどう生かすかを考えられる人材が求められるようです。5年後にこの職業が定着しているかどうか、それは今の我々の仕事の精度の向上にかかっています。2013/07/01
ressenti-man
1
羊頭狗肉気味。ここ1年くらいの日経情報ストラテジー誌におけるビッグデータやデータサイエンティスト関係の記事を集めたものらしいが、特に新味というかデータサイエンティストについて完全にガイドしている感じはなく、というかデータサイエンティストを正面から取り上げているのは本当に一部で、データについては結局のところ20年以上前からの、ERPやBPRやCRMやMDMが課題なのね、という印象。2013/07/09