内容説明
竜に転生してしまった親友を撃てなかったパイロットの男と、竜に魅せられた女性科学者が交わした契約とは──ライトノベルの雄が満を持して放つ亜音速の激闘と恋情の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
14
音速を超えたジェット機が操縦士ごと「竜」となる現象が確認されて数十年。空を自在に飛び回る「竜」は人を襲い、喰らっていた。そんな「竜」と戦う「蒼穹騎士」と呼ばれる戦闘機乗りたち。その一人であるダインは、目の前で親友が「竜」化したという過去を抱えていて・・・2016/04/07
まつじん
7
まさに軽小説ですね~2013/08/22
景
3
音速を超えた飛行機がパイロットをも取り込み竜へと昇化し、人間を襲っているという世界。その竜に対抗するために戦闘機で立ち向かう蒼穹騎士、そして竜の研究者メリル。ツイッターから誕生した物語ということだが、五代ゆうさんが序章をツイッターで書いてしまわれたことがあるというので、それも検索して読んでみようかな。航空機のドックファイトもの大好きなんだけど、これもやっぱり面白かった。2013/09/09
葛野桂馬@時津風@ハスター
3
音速を超えると人が竜へと変貌する世界。竜という人類の天敵を生物として研究する女性科学者と、『英雄』と呼ばれた元蒼穹騎士の相棒が織り成す数奇な物語。竜というファンタジーの象徴ともいえる存在を扱いながら、SFとして物語をしっかりとまとめ上げた手腕は見事といえる。超音速に淡い憧れを抱きながらも、「人間」であることを選んだ二人は、どのような世界を飛び回るのか。続きも期待している。2013/08/24
gayuu_fujina
3
ストジャの換骨奪胎と言うだけあって、魔族化…もとい竜化の謎は最初から仕組みとして回収する気がなく、人物を描く事に傾注しているのが面白い。主人公たるユキトの性格もレイオットに近いが、養父を撃って後悔したレイオットと、親友を撃てず後悔したユキトという対比と、メリルはネリンとカペル両方の要素を感じる人物像なのも楽しい。…続きは出ないだろうケド。2013/06/30