やる気もある!能力もある!でもどうにもならない職場―閉塞感の正体

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やる気もある!能力もある!でもどうにもならない職場―閉塞感の正体

  • 著者名:草間徹【著】
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • 東洋経済新報社(2013/07発売)
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  • ISBN:9784492533260

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内容説明

本書は冒頭で、組織の様々な階層・立場で苦悩する社員の実態を年代別に生々しく描写する事例を入れる。ただし、本書は事例から構成されているものではなく、職場の閉塞感に関する意識調査をベースに執筆されている。昇格機会の減少、周囲とのコミュニケーション機会の減少等を裏づけデータとして提示する。組織・人事のマクロの流れを俯瞰しながら、組織の中に閉塞感が生み出されるメカニズムをコンサルタントの立場で解説していく。最終章では、閉塞感を打ち破るための処方箋を提示する。

目次

第1章 今そこにある閉塞感―4つのケース(「つまりマネージャーになるのはあきらめろってことですか」中堅ITベンダー・システムエンジニア(39歳)
「あなたが戻ってくる場所はもうないんですよ」大手OA機器メーカー・フィールドエンジニア(44歳) ほか)
第2章 職場の閉塞感はどこからやってきたのか(活躍の機会が閉ざされる 儲からない事業構造から抜け出せない ほか)
第3章 社員を蝕む閉塞感の構造(心理的なカベ―閉塞感の発生源 構造的なカベ―閉塞感を生み出す元凶)
第4章 閉塞感に立ち向かう―カベを乗り越えるために(個人はさとく、しぶとく、たくましく 企業は人材マネジメントの基準と次元を上げる ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッピー

19
職場に蔓延する閉塞感を、著者が過去にコンサル経験から4つのケーススタディで解説。逆ピラミッド構造、過去のビジネスモデルへの執着、問題の先送り・忘却による事業崩壊、社員のキャリア形成の格差といった要因は、さらに高度成長期のモデルから脱却できない日本そのものに帰着。社員の感じる心理的なカベ、変化できない日本企業の構造的なカベに対して、社員自身の意識改革、人事フローの変革を提言。とはいえ、個人の意識の集積が社会を形成するワケで、日本社会がイノベーションを起こせる気がしないことこそがこの問題の根幹なのかも。(汗)2019/04/14

摩周

1
問題を先送りし問題の存在すらなかったことにしてしまう。転嫁してしまうというのは、大手企業でめにする光景と感じた。企業の成長、組織の成長と共に人は成長するという考えはしっくり来た。2014/01/03

Keisuke

0
各年代で職場における代表的な状況を例に、原因と対応策を詳細に記している。個人の問題を取り上げ日本の未来を憂いているようだ。2015/02/01

duran-t

0
前半だけ読むと確実に鬱になる。実際に聞いたような話でもある。個人的な処方箋はルールを理解してチャレンジせよって話。社会的には人材の流動化を進める為に解雇規制を緩和って話になるが…。いずれにしても弱者は生き残れない。2013/10/20

Tatsuya Nakai

0
日本企業独特の悪しきシステムがさまざまな閉塞感を生んでいる。社内でずるがしこく上手に生きる輩がでかい顔をして出世していく大企業の実態は問題だと思う。やはり半沢直樹的な人が今必要とされている。2013/10/14

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