内容説明
「超ど級のど」」「シーザーサラダのシーザー」「くだを巻くのくだ」「セピア色のセピア」「サニーレタスのサニー」「ダービーマッチのダービー」「まな板のまな」「ごり押しのごり」「チキンナゲットのナゲット」「ワイシャツのワイ」――日常的に使っているごくありふれた言葉の、そもそもの意味を調べてみたら、意外な発見の連続だった。
目次
第1章 日常の言葉
第2章 外来語に由来する言葉
第3章 名前に関する言葉
第4章 食に関する言葉
第5章 動物・植物・天候に関する言葉
第6章 芸能に関する言葉
第7章 スポーツに関する言葉
第8章 ギャンブルに関する言葉
第9章 ファッションに関する言葉
第10章 文学・歴史・地理に関する言葉
第11章 人名に由来する言葉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
91
この本に書かれているようなことは、よく動画サイトで見かけるが、やっぱり本で読む方がずっと楽しい。はっきりした意味を知らなくてもそれを当たり前のように話したり、描いたりする日本人、そして日本語のおもしろさを改めて知った。2024/11/29
ホークス
40
様々な言葉の由来を5〜10行で解説。アカデミックな薀蓄控えめで読みやすい。「私立探偵」は、明治初期まで警察が探偵と呼ばれたこと(公立探偵)に対する言い方。指で打つ「しっぺ」は座禅で使う竹の棒「しっぺい(竹箆)」が元。「とんずら」は「遁走」と「ずらかる」の合成。バイクの別名「単車」は、昔主流だったサイドカー付きの「複車」に対する名前。ラテン語の「すべての人のために」が「オムニバス」で、車の「バス」の語源。その言葉が生まれた当時のシチュエーションが想像され、何となくニヤけてしまう。2018/07/05
へくとぱすかる
36
語源をおもしろく書いた本は多いだろうが、この本は非常に興味深いところを突いている。改めて言われてみたら意味不明、という言葉を選んで集めている。おかげで最後まで飽きることなく読み終わった。満足。2015/12/04
へくとぱすかる
26
再読に気がつかなかった(笑)。しかしほぼ1年ぶりに読んでみても、やっぱり おもしろい。はっきり確定できない例も多いが、そこはしかたがない。言葉の歴史の重みだろう。2016/12/07
ざるめ
15
読んでいる最中は「ほほう、そうであったか!(゜-゜)ふむふむ」とか「これは知っているもんねー♪(  ̄ー ̄)ふふん」とか思いながら楽しく読んでいたけれど、「さぁ、皆さんに教えてしんぜよう( ̄^ ̄)」とすると、わ…忘れている(;-Д-)2022/03/08