内容説明
石田三成の正体は、朝鮮の古代国家・百済(ペクチェ)の流れを汲む、近江百済党の首領であった。百済再興を謀(はか)り、魔人と化した三成。これを阻まんと、剣客・柳生石舟斎ら大和柳生一族が立ち上がる。唐王朝、古代朝鮮、大和朝廷の動乱から関ヶ原の戦いまで、千年の死闘を大胆な歴史解釈と奇抜な着想で描いた伝奇大作! (講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おぎにゃん
6
百済。新羅。高句麗。半島の動乱期。滅亡した「百済」の復興と、それを阻止せんとする「新羅」の暗闘…神器争奪戦あり、妖術戦あり、剣戟戦あり、怪獣空中戦あり…さらには、歴史の謎を「伝奇的手法」で解き明かす…登場人物の真面目さと、状況の奇天烈さのギャップが面白すぎて、ニヤニヤが止まらない!読んでてとにかく楽しい…二人の「三成」、二つの「関ヶ原」、二つの反乱。この大風呂敷をどう畳んでみせるのか。大きな期待感と共に、いざ下巻へ。2014/05/17
toiwata
1
魔人怪人が縦横に活動する奇想天外。2017/08/18
冬至楼均
1
タイトルは元に戻したんだね。2013/11/14
こたろう
1
伝奇小説とはいえ、ちょっときつい。下巻があるからとりあえず読むか。2013/07/15
どくたや又右衛門
0
2010年に「石田三成 ソクチョンサムスン」のタイトルで刊行されたもの。改題、加筆し、2013に文庫化。石田三成は滅亡した百済の末裔 近江百済党の首領であったという設定。古代朝鮮から大和王朝、そして関ヶ原と時空を超えた柳生一族と百済党の戦いを新(珍?)解釈で描く。2014/10/12
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