内容説明
サッカーの戦術が変化する中で「トップ下」と呼ばれるポジションの役割も変わってきた。かつての考え方では「トップ下」とは呼べない「トップ下」の選手たちも生まれている。サッカーを観る上で重要な視点を紐解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
24
文書を読んでるのに脳裏にはシーンが克明に浮かぶ。あの時のあのプレーはそういう意味だったのかとイメージが出来てしまう。サッカーを普段から観てる人には分かりやすい本だと思う。ただ、サッカーをあまり観てない人にはチンプンカンプンな本だと思う。 2020/11/06
出世八五郎
11
マラドーナを抑える為にACミラン・アリーゴ・サッキが作ったゾーン・プレスが主流となり、現代サッカーの司令塔はトップ下ではなく、ボランチとなった。しかし、トップ下の価値が減少したわけではない。タイプも様々で、楔となりキープ力に秀でる者、オフ・ザ・ボールでスペースを作るシャドータイプ、サイドからバイタルに侵入するタイプなどなど。平成25年初版。第4章収録トップ下プレイヤー→メッシ、ゲッツェ、ブラジルのオスカル、ダビド・シルバ、イニエスタ、ガンソ、俊輔、ギャレス・ベイル、ケーヒル、パク・チソン。2018/08/15
anco
6
トップ下の役割から見るサッカー戦術論。同じトップ下でも求められる役割はさまざまであること、いわゆるトップ下の役割をサイドの選手、ボランチの選手が果たしていることがあることなど分かりやすく書かれていました。高橋選手、柏木選手が語るトップ下論も興味深かったです。2016/03/25
55Doala
2
過去サッカー界で英雄と言われてきた多くの人がトップ下を務めてきたことでトップ下が神聖視されている感がありますが、サッカーにおける戦術・戦略が進化してきたことでトップ下に求められる役割も変化しており、チームの戦術、プレイヤーの特性により様々である事を丁寧に解説した本。本田、香川、柏木、メッシ、イニエスタ、シルバ、エジル等々、個々のタイプによりトップ下の機能が様々であることの説明がとても理解し易く、柏木が日本代表でいまひとつだった背景も腑に落ちた。うちの次男には本田タイプが期待されていることも分かりました。2013/08/04
なおちん703
2
読んでいて映像が浮かんでくる、動きが見える。サッカーの試合の見方が大きく変わる…… その通りだと思う。2013/06/18