内容説明
英語ができても、バカはバカ!ビジネス英会話など、必要に迫られれば誰だって習得できる!いま日本人に必要なのは、日本という母国を深く知り、日本語でしっかりと自分の考えを伝えられる「日本人力」を身につけることだ。外資系のトップ(マイクロソフト日本法人元社長)だった著者が、自らの体験をもとに「社内公用語化」「小学校での義務化」「TOIEC信仰」等に異を唱え、英語学習に強迫観念を抱く日本社会に猛省を促す警世の書!改訂電子版新登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
101
最近の教育関連の政策などを見ていると、教育を食い物にしている政治家や企業が多くなってきたのではないかという気がします。ですのでこの本で成毛さんが言われているところにはもろ手で賛成です。要は英語はあくまでコミュニケーションの一手段であって本当に必要なのは世界に通用する基本的な教養をつけなさいといわれています。そのためには読書が一番ですということを言われています。お気に入りさんの感想で読みましたが本当にいい本だと思いました。2020/01/21
mitei
98
確かに英語は大半の社会人には必要のないものなのに早期教育を唱えることの異常さがこれでもかというくらい出てて痛快だった。特に日本企業なのに社内公用語を英語にしている企業が更に新卒の大半を外人にし日本人学生にも見放されているのを初めて知った。2013/06/23
takaC
69
でもね、例えばハリウッド映画を楽しむのには英語は要ると思うよ、仕事には必要なくても。2015/11/16
Miki
14
成毛本は3冊目。口が悪いとか言いながらなんだかんだと気になる著者である(笑)時々ドキッと痺れる表現有。こういうのが彼のカリスマ性なんだろうな。社内公用語不要論も同意。「使う予定もない英語に時間を割くより教養を身につけよ」それはわかる。でもさ、教養って何?私は「使う予定もない」英語をやってきて、改めて日本という国を外側から俯瞰的に見ることができた。それも教養と思っている。「英語より読書」論も同意はするが反証がない=確証バイアスでしかなく説得力に欠ける。最後の章も不要。勉強してない人に勉強法を語る資格はない。2015/12/07
Sayaka
10
私もこの9割。仕事上で英語が必要だった時も電子辞書があれば無問題だった。英語が無くても資格があれば仕事はいくらでもある。しかし今の世はすごく英語英語と煽ってくる。こんな自分でも子育てが不安になるくらい。今までも様々な本を読んだが日本の英語教育ってほんと迷走している感じ。英語との付き合いは難しそうだなぁ。著者は挑戦的(批判的)な事を偉そうに書いてるけど、いつもついつい読んでしまう。2017/03/01