「怒れない人」の心理 - 隠された敵意は悩みとなって現れる

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「怒れない人」の心理 - 隠された敵意は悩みとなって現れる

  • 著者名:加藤諦三
  • 価格 ¥569(本体¥518)
  • PHP研究所(2013/07発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569760377
  • NDC分類:141.6

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内容説明

自分のことをわかってもらえなくて悔しい。誰にでもいい顔をしようとつい無理をしてしまう自分が嫌いだ……。そんな怒りや憎しみを表現できずに「慢性的悩み症候群」に陥っていませんか?本書では、怒りや悩みをストレートに表現できない抑制型の人=怒れない人が、心の底に溜め込んだ「隠された敵意」に気づき、悩みを吐き出し、解消する方法を伝授する。「隠された敵意」は、厄介なことにさまざまに変装して私たちの日常生活に現れる。たとえば、惨めさを誇示する、猛烈に忙しく働く、辛さを延々と訴える、自己蔑視がひどい、慢性的疼痛やうつ病などの症状は、怒りや憎しみの間接的表現であることに気づこう。そして、無意識のうちに溜め込んだ敵意=心の借金を返すために、現実を受け入れ、不自然な努力をやめ、八方美人になるのをやめることで、心は軽くなるはずだ。過去を整理し、自分を認め、人間関係を好転させるヒントを心理学者が優しくアドバイスする。

目次

第1章 隠された敵意の現れ方(隠された敵意は、いろいろな姿に変装する 励ましているつもりで、人を不愉快にする ほか)<br/>第2章 自分を裏切ると心の借金が増える(エネルギーのある人とエネルギーのない人 ナルシシズムが傷つくと抑うつ状態になる ほか)<br/>第3章 自我を確立させる―敵意を解消するために1(自分の「好き」にこだわる ストレスは自分が作り上げている ほか)<br/>第4章 不幸を受け入れる―敵意を解消するために2(深刻な劣等感は完全を求める 完全を求めない ほか)<br/>第5章 心の借金を返す方法(苦しい時は、心の中の借金を返す時 敵意を持っていることをダメだと思わない ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねぼ

5
私は長いこと、この本でいう神経症者だった。そんなことには気づかずにいた。自分の気持ちはさておき、好かれることが良いことと思い込んでいた。皆が自分を好くなんて、よく考えればおかしな話である。裸の王さまか。あるとき人に何かをする前に「まず自分」と唱えようと決めた。それ以後、すごく頻繁に、「まず自分」と言ってる。どれだけ人のこと考えてたんだ。いまもって、まだ道なかばであるので、この姿勢を大事にしていきます。2015/04/12

航輝

4
いかに自分が八方美人な対応をしていたかを改めて考えさせられた1冊。 誰からも嫌われないようにと無理をする。頭ではわかってるのにどうしても繰り返してしまう。実際に手紙のように書き出してみたところ本当に同じような文章しか出てこなかった。私の場合はあえて自分の感情を見ないようにしてきたのではないかと思える。2016/08/04

satuyo

4
「怒れない人」は、抑制型の人であり、つまり自分を責めてしまう人。しかし、自分を責めるということは、周囲を責めている事の裏返しの表れ。それはとてもしんどいこと。まずは自分自身を自分が認めてあげなければいけない。自分の価値を認めて、一歩踏み出す。相手を責める気持ちをもつ事に目を背け、自分を責めるのではなく、「相手を責めた」時の心の動きを大切にし、受け入れ、認めること。そこから自身の本来の考えや、個性が出てくる。といったとこでしょうか。わりかし、深く心理を描いている本だなと思いました。そのうち再読しようかな。2013/07/01

kanda

3
自己批判や自己軽視の根底には周囲への敵意が存在する。自分に嘘をつくことが一番ダメージが大きい。他者とは違うのだと自覚することが大切なのだと感じた。2015/04/13

2
世の中にはずるい人もいれば誠実な人もいる。弱い人のために頑張る人もいれば、弱い人を食い物にする人もいる。すべての人を好きになることはないし、すべての人を好きになったらおかしい。心理的に健康な人は必ず人の好き嫌いがある。人に対して好き嫌いがない人は、嫌いという感情を抑圧しているのである。「みんないい人」などと言う人は、だいたい人が嫌いな人である。その「嫌い」という感情を抑圧しているにすぎない。p852023/09/14

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