内容説明
きびしい現実と懸命に向き合う人々の姿を柔らかな筆致で描き出し、
これからの時代を生きるためにの新しい価値をさぐる珠玉のエッセー集。
目次
いのちを慈しむために―永平寺禅を学ぶ会特別講座に参加して
一人ひとりの思いと力を集めて―カンボジアの移動図書館に車をおくるために
子どもたちの笑顔に会いたくて―カンボジアをめぐった旅のなかで
いまの思いを心に刻む―三月十一日、被災地を訪れて
ちがうことこそええこっちゃ―障がい者のイメージチェンジを使命として
百三歳のいのちの輝き―被爆をくぐりぬけた布の折づるに願いを込めて
「思いやりの心」は、人を生かす―避難民となった中学生の「ある体験」
いのちを養う食べ物をつくる―木次町の「百姓」佐藤忠吉さん
「大きくなったら親孝行するからね」―八月六日、広島の地で
人は人によって生かされる―「きのこ会」と女優斉藤とも子さんのあゆみ〔ほか〕