荷風のリヨン : 『ふらんす物語』を歩く

著者名：加太宏邦【著】

白水社（2013/10発売）

• ISBN：9784560027745

内容説明

本書は資料的な裏付けに基づき、著者自身が一年かけて、実際にリヨンの町を歩きまわり、『ふらんす物語』と同じ百年前の、荷風が散策した当時の町を捜し求め、検証した記録である。

目次

プロローグ―フランスまで
第１部　探索する（リヨン到着　リヨンで働く　下宿）
第２部　散策する（二つの村　二本の川　二つの丘）
第３部　街を歩く―いささか事典風に（街の表　街の裏）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[iwasabi47]

荷風『ふらんす物語』に出てくるリオン。彼は実際数ヶ月間銀行員として駐在する。小説の中のリオンと実際の当時のリオンを比べる。実地でカメラ写真や当時絵ハガキと比較し、荷風の下宿や小説の中の風景を特定する。旅行気分になって良かった。

2025/07/07

[dpx400jp]

「ふらんす物語」などの耽美的な小説で有名な明治時代の小説家の「永井荷風」のリヨンでの足跡を追った本。 永井荷風のリヨンでの生活を探るべく、明治時代のリヨンについて、詳しく調査した本です。

2010/01/04