小説 仮面ライダー響鬼

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小説 仮面ライダー響鬼

  • ISBN:9784063148565

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内容説明

時は戦国の世が終わり江戸幕府の支配が確立したころ。響鬼たち鬼の一族は吉野の里に隠れ棲み、魔化魍の浄化に努めていた。父の無念を晴らすべく鷹の化身となって血車党殲滅を目論む変身忍者嵐。運命的な出会いを果たした二人には過酷な戦いが待っていた!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

19
江戸時代?化身忍者嵐?なんのこっちゃ~と思いながら読んでみると、要素は仮面ライダーカタルシスど真ん中の作品。異形の苦悩、異端の悩み、裏切り、秘密、そして絆に友情、とこれでもかっ、てほど熱いメッセージが盛り込まれており、読めば読むほど引き込まれること間違いなし!本編とは異なり、この小説では若きヒビキの独立独歩ぶりが際立っていて、これぞヒーローって思わせる立ち振る舞いも格好良い♪ラストのメッセージは(ファンサービス要素もあるけれど)仮面ライダーを見続けてきた方なら忘れちゃいけない想い。受け継ごう、この魂。2013/05/24

魯波

10
ディケイドと響鬼をどちらを買おうかとても迷ったが、響鬼サイコー!!前評判で聞いていた、嵐とのコラボをどうもって行くのかと気に成っていたがどちらも違和感無く物語に溶け込めていてワクワク感が止まりませんでした。ラストの〆のもって行き方は、ライダー好きにはたまらないココロニクイ演出には思わず目頭が熱くなってしまって。 私の中で、響鬼と言う作品はチョッと物足りなさを感じていたのですがが、この小説を読んだらもう一度TV版を見直したくなりました。やっぱり仮面ライダーはイイッスネェ~。2013/06/29

さといも

9
響鬼が大好きだった私。楽しかったぁ。轟鬼や斬鬼が出て来なかったのは残念だったけど、このお話はこのお話と堪能しました。またテレビで見たくなっちゃったので、借りて来よう。2016/08/05

虎師匠

9
戦乱の時代に幕を下ろした頃の日本を舞台に、魔化魍から人々を守る鬼として戦う響鬼と、もう一人の戦士・嵐との邂逅、その二人が立ち向かう陰謀を描く。ううむ、これに「仮面ライダー」の冠を付けるのは無理が無いかなぁ、これなら「戦国響鬼VS変身忍者嵐」の方がしっくり来る様な。それぞれが互いに認め合い共闘したり、悩みを解消してやるのは単独物よりクロスオーバー物の魅力だし。後半の展開は意外では在るけど、そうした物と解って読めば納得は出来るかな。(コメ欄にてネタバレ込み感想)2013/09/07

王蠱

9
端的に言うなら「響鬼×嵐 小説大戦」とでもいったところか。『嵐』は情報だけは知っていたがやはり原型というだけあって響鬼とのコラボの親和性は高い。文章そのものも堅実で歴史モノとしてもそれなりに手堅い書き方。『仮面ライダー』という流れと『嵐』という作品、この二つを親として生まれた『響鬼』という作品世界が『嵐』を生み出す技術を、そして『ライダー』へと受け継がれる魂を見せる。親が子を生み、その子が親を生んだかのように奇妙によじれ、しかし確かに『魂』が繋がっていくそれはまるで螺旋、もしくはメビウスの環のようで・・・2013/05/26

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