ルルル文庫 銀河の果てで君とキス

著者名：珠城みう【著】/藤緒あい【イラスト】

小学館（2013/06発売）

• ISBN：9784094522556

内容説明

宇宙保安官とエイリアン狩りデート！？

優等生の繭子は学園の憧れの的。
しかし実は猫を被っていて、将来父の後を継ぐためにいい子にしているだけだ。
そんなある日、学園中を怪談話が席巻する。学園の汚点は自分の汚名、学園の平和は自分の将来の安泰！と、繭子は果敢に調査に乗り出す。
そして出会ってしまったのだ…エイリアン捕獲のためにこっそり潜入していた、銀河保安官に！
のんきで危機感のない保安官ジェットとともに、真夏の夜の学園をエイリアンを探して右往左往するハメになる繭子…
はたして学園の平和は、繭子の心の平穏は取り戻せるのか？
銀河レベルのジェットの口説きに、繭子は堪えられるのか！？
新感覚スペース・ロマン・ラブコメディ！？

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヤモリ]

SF要素は「エイリアンを探すためにやってきた銀河保安官であるヒーローと協力をすることに…」というあらすじ以上のものはなく、そのヒーローもそこらの爽やかイケメン兄さんで、異文化交流要素もごくごく僅か。あくまでメインはラブコメ。粗はいっぱいあるんだけど、内面描写は好み。聞き分けが良いけど大人になりきれないヒロイン、能天気に見えて相手をよく見て確実に距離感を縮めていく大人なヒーローの描写が良い。

2014/03/30

[waqwaq]

ルルル文庫でSFものでちょっと珍しいなと思いました。話は淡々と進む感じです。ちょっと盛り上がりに欠けるかなとも感じますが、さらっと読めて短時間で読書できて楽しかったです。

2013/06/06

[よっしー]

なかなか楽しめたんだけど…繭子のお母さんは結局どうしたんだろうとか、本筋と関係ないところが少し気になった。

2020/05/30

[寒上ぺそぎん]

★★★☆☆[3/5][電本]　荒削りな感も見受けられるが、「風」とはいえSFで話を紡ごうとするその心意気に、買い。後半から結構良い感じ。書き慣れてきたら、良質な甘味の提供作者様になるかもしれない。楽しみである。／時間ができたら再読したい。

2013/11/20

[ゆん]

ＳＦ版ラブコメ？この作者の中では、これが一番面白かった。ラブは薄目だけど…まぁ、他も結構薄味なんでこんなもんなのかなぁ。突っ込みどころは色々あるけど、これは空想小説って事で（笑）

2013/06/23