内容説明
南の海に散った海軍パイロットの夫との、たった75日間の結婚生活。残された150通の「ラブレター」を心のよすがに、医師を目指し精進した戦後の長き日々――97歳で現役小児科医として活躍する著者から、いまを懸命に生きる人たちへのメッセージ。
目次
1 たった75日間の新婚生活(出会い 両親の反対 婚約 誓い 外地 ほか)
2 97年生きてきて思うこと(生きていることに感謝しているから、お迎えの準備はしない よそさまの子も、みんな自分の子どもと思いなさい 時間とはいかに使うかで長くも短くもなる 一人でも喜んでくれる人がいれば仕事は意味がある 健康法は食べること、年甲斐もないことをすること ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ss
3
誇りをもって歩いている姿に、元気をもらいました。2013/07/31
nao*
3
表紙のテル子先生の表情できっと素敵な生き方をしてきた方なんだろうなぁって思いましたが、実際この本を読んで辛い経験もしながら立派に生き抜いてこられた姿に感動しました。2013/07/27
しづき
3
【図書館】再読したい本です。時代背景があるとはいえ、自分自身が情けなく感じます。しっかり生きないと、な。2013/07/13
かみみ
2
とにかくおおからで器の大きな女性。好奇心が旺盛なのもあるけれど、この大物さがあるからこそ長生きできるのだろうと思った。あまり苦労な部分が描写されていないけれど、相当な努力と苦労をされていると思う。私もこれだけ相手のことを尊敬できる人になりたい。2016/03/12
スリカータ
2
僅か75日の結婚生活。空軍操縦士の亡き夫が遺した150通の手紙を心の糧に生きる著者。手紙の力を思い知る。お互いの嫌いな部分を知らずに旅立ったから、思い出は美しいままなのかな。後半の長寿の秘訣みたいなエッセイも良いです。2014/08/13