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内容説明
「自分はこんなもんじゃない」――最近の若者がよく使うセリフです。とかく何もしないことの言い訳として受け取られがちです。だが、実はこうした思いこそが、今の自分を乗り越える力になると著者は言います。思い通りにいかない現状に甘んじず、そこから飛躍しようとする力、迷ったらそこでとどまるのではなく、次の一歩を踏み出す力。そんなとき後押ししてくれるのが、「自分はこんなもんじゃない」という根拠のない自信なのです。「自分はこんなもんじゃない」には、逃げ出す消極的・否定的な言い訳とは別に、ポジティブで積極的に生きる若者の声が隠されていたのです。では、否定形の「自分はこんなもんじゃない」と積極形の「自分はこんなもんじゃない」を分けるものはいったい何でしょうか。いかにすれば、積極形にチェンジできるのでしょうか。実際の生の声を伝えて、自信を持てなくて悩む彼らに自分の力に気づく大きなヒントとなる、熱いメッセージを贈る、待望の若者応援歌。
目次
第1章 自分らしさを捨てろというなら、大人になんかならなくてもいい<br/>第2章 「自分はこんなもんじゃない」と思うから成長できる<br/>第3章 転職を繰り返す人たち―積極的転職と消極的転職<br/>第4章 迷いの時代のアイデンティティ―なぜ迷ってしまうのか<br/>第5章 確固たるアイデンティティとしなやかなアイデンティティ<br/>第6章 夢の追い方で問われる行動力<br/>第7章 偶然のチャンスをつかむ力
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨータン
13
途中途中でJポップの歌詞が出てきて、Jポップファンなので、楽しめました。本の内容も面白く、毎日ポジティブに一生懸命がんばろうと思いました。この本で取り上げられた曲全部聞いてみたくなりました。2014/05/08
ひとまろ
6
歌詞を交えながらいろんな切り口で語る。 特に転職を繰り返す人たちや、 偶然のチャンスを掴むとかの章は 心に響く話だった。 悩んでいる人には何かのきっかけになるかもしれない。2014/04/24
Hiroki Nishizumi
5
予期せぬ出来事への対応力を高めたい今日この頃です。2019/04/02
misako
3
若者の気持ちを代弁したJ-POPを味わう本という印象でした。タイトルから想像していた内容とは少し違いました。2016/03/27
かやん
3
無気力、ひ弱なタイプの若者が増えていて、思い通りに行かないことがあると、すぐに嫌になって投げ出したくなる。我慢ができない。自分の感情や衝動をうまくコントロールすることができない。せっかく入った会社もすぐに辞めてしまう・・・「自分はこんなもんじゃない」と考える中でも、幼児的万能感からくる消極的なものではなく、先が見えなくてもとりあえず動きもがきながらも突き進んでいく積極的「自分はこんなもんじゃない」であること、それが成長につながり、意味を持つ。若いんだからそうあってほしい。2013/07/25