講談社文庫<br> 書物法廷

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講談社文庫
書物法廷

  • 著者名:赤城毅【著】
  • 価格 ¥796(本体¥724)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062775380

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内容説明

世界の米海軍基地を標的にした同時多発テロを未然に防ぎ、冷戦時代に行方不明となった水爆のありかを示す。一冊の書物が持つ恐るべき力を知り尽くし、いかなる困難な依頼をも達成してきた書物狩人ユーイチ・ナカライ。だが、無敵を誇るル・シャスールの前に、ついに強大な宿敵が現れる。シリーズ第3弾! (講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイゼナハ@灯れ松明の火

38
世に出れば,一国の興廃をも左右しかねない危険な本を,手段を選ばず獲得することを生業とするプロフェッショナル〈書物狩人〉。その最高峰に位置するル・シャスールの活躍を描く短篇4話。今回は稀覯本入手の過程よりも,その後のトラブルシューティングに焦点を当てた印象が強かったかな。喪われたものを悼む悲しみが微かな希望に姿を変える『クイナのいない浜辺』の雰囲気はとっても好み。そして『奥津城に眠れ』で見せるル・シャスールの矜持に思わずニヤリ。仇敵らしき書物偽造師の王,ミスタークラウンも登場し,今後の展開が楽しみです。2013/05/16

ネムコ

22
失敗しない書物狩人、ル・シャスール。なんでもお見通しって感じで、読んでいても安心感があります。ネオ・ナチなんて、現代にもいるのでしょうかね…。2015/05/21

detu

16
12/16〜 22了。シリーズ第三弾。9割の史実に1割の創作4話。核による環境破壊、ネオナチ、水爆紛失、チャーチル。世界は闇でできているのか。2023/12/22

ダージリン

16
すべてお見通しな感じで、ル・シャスールはいつも余裕の微笑みで(笑)、4件の事件に当たっています。ミステリアスな彼にライバルらしき人物ミスタークラウンがあらわれた。次の第4弾の長編で対決するらしい・・・早く文庫化してほしいな(笑)。2013/05/29

きらら@SR道東民

14
解説の「作家・赤城毅と、歴史家・赤城毅が融合した事によりル・シャスールという特異な魅力に満ちたキャラクターが生まれた」になるほど、と思いました。一筋だけ虚構の糸を交ぜて、殆どを事実によって組み立てられている事に驚かされます。最終話で現れた強敵と本格的に交えるのは次巻、しかもシリーズ初の長編との事、読むのが楽しみです。2014/07/07

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