内容説明
ある日キャサリンが出会った、青い目を持つハンサムな男性リー。ふたりはたちまち熱烈な恋に落ち付き合いはじめた。その四年後、彼女は常に不安にさいなまれ、他人を警戒し、自室の錠が下りているか執拗に確認する日々を送っている。彼女とリーのあいだにいったい何が? そして、キャサリンがついに立ち直ろうと決めたとき一本の電話が彼女のすべてを脅かす……イギリスで一大ベストセラーとなった息もつかせぬ傑作サスペンス登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっちゃん
19
ナルホド思ったていたようなミステリーではなかった(笑)過去と現在が交互に語られるタイプだけど切り替えが早くて読みやすくなった感じ!描写が真に迫っているけど驚くような展開があるわけではない( ̄ー ̄)2025/08/16
barabara
7
英国ベストセラー、29カ国で翻訳、期待大でスタート。ミステリーというより、これはサスペンス、かなりホラー寄り。親しくなる前は誰もが認める好人物、しかしその裏は…自分のスイッチ一つで急に切れ始め、その切り替えは全く予想がつかない。いわゆるサイコパスのリー、なす術もなく暴力に怯えるキャシー。無力ってこういう事を言うんだろうな、とつくづく思った。暴力の場面になると、まるで自分の鼻がめり込み骨が折られ、唇が腫れ上がる気がしてくるほど。読み手が女なら誰もが無力感に泣き出したくなるはず。⇒ 続2013/06/09
mesu
4
私好みではありませんでしたが、読みやすかったし過去と戦いながら生きる女性は、応援したくなりました。評価★★★(最高★5)2013/05/24
ゆかりん
2
恋人との付き合いの中で感じた恐怖から強迫神経症になってしまった主人公の、恋人との交際時期の描写と、その後の強迫神経症で苦しむ時期の描写が交互に綴られている。特に強迫神経症の時のパニックの発作の描写や周囲となかなかうまく付き合っていけない苦しみの描写が長く続くのだが、パニック障害の気がある私にもリアルさの感じられるもので、でもテンポが良くてどんどん読み進めることができた。長めだけど一気に読めました。2017/04/26
NAo
2
読みやすくて休みの日にいっきに読みました‼…というか、ラストが気になって途中では眠れませんでした‼‼あとから姉にもすすめたんですが好評でした☆2015/05/10