内容説明
本書のために著者が自らつけたコピーは「ポップ・カルチャーは、世界のうつに風穴を開ける」。9・11以降、2000年代を覆った閉塞感の中で、パリやバンコクへと飛び、国内では菊地成孔のジャズや宮藤官九郎のドラマを追い続けたシリーズ最終作。セミ・フィクション「エロス+満腹」、下井草秀とのユニットで豪華ゲストを招いた「文化デリックのPOP寄席」など新境地もあり。
目次
アフター9・11
王道への、回顧ではなく、回帰へ。
80年代の落とし前
素人。をディレクション
あの団欒の中で集まろう
官能帝国で考え中
差異を差異として楽しむ態度
アジアン・ビューティに首ったけ
エロス+満腹
文化デリックのPOP寄席2007
華麗なる華麗、過激なる華麗。
音楽のらせんをひとっ飛び
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
caniTSUYO
4
ポップ中毒者=川勝正幸の21世紀のコラム集。題材は映画、音楽、アート、テレビドラマと文科系編集者、ライターの王道テーマだが、各ジャンルに対する造詣の深さったらない。その深さは物知りレベルでなく、海外だろうが御構い無しに出向く徹底した現場主義を貫いた凄みがある。本作で『僕の体はポップカルチャーで出来てるの』と二カッ笑う筆者を夢想する程に彼の現場から吸収した血肉、そして愛が垣間見られる。僕が吸収してきた愛すべきモノもかなり川勝氏の仕事であったと再確認。感謝も込めて、あえてR.I.Pと書かせて頂きます。2013/08/05
YY
2
前の二作にあったような、こちらを作品に向かわせるパワーがやや感じられないのは気のせいか。どうもちょっとタンパクな、というか書いているほうが紹介よりも作品に向いてしまって、こちらにそのエネルギーも伝わらないというか。2015/05/26
anco
1
川勝さんのポップカルチャー愛が満ち溢れた一冊。続編を読めないのが悲しい。2013/12/01
eleking
1
「エロス+満腹」として収録されている『スイッチ』掲載のセミフィクションコラムが秀逸。というかこんな新たな方向性が示されていたのに惜しい....という思い。この流れのものをもっと読みたかった。2013/07/19
toshibowdayo
0
原宿ロケット!まだ同潤会アパートの一画の中の!僕はインテンショナリーズの内装デザインと認識していたけれども、遠藤治郎主催デザインと言うウォッチングで。やっぱりポップ中毒者のウォッチングだ!あの頃の内装デザイン、のみならずミュージック、映画、映像、グラフィック(デジタルからアナログまで)etc、熱かった! と認識している。日本のみならず世界的に。クラブミュージックシーンではトップを牽引していたと思う。その黎明期、いやそれ以前からのポップシーンのウォッチング。もっともっと評価して欲しい と思う のは僕だけ?2014/02/01
-
- 電子書籍
- Sister【分冊版】section.…
-
- 電子書籍
- 小さな会社のFacebookページ集客…
-
- 和書
- 職場にいる不機嫌な人たち
-
- 電子書籍
- 読めばわかる!知られざるCAの世界と心…
-
- 和書
- ゲーム理論 ぶんか社文庫




