内容説明
二〇一一年四月。日本で行き詰まった編集企画会社社長であるわたしは、自社の3D映像技術に投資してくれる投資家を求めて中国行脚を開始する。舞い込んだのは「もと国民党将軍」による「清朝の民族資産」からの「八〇〇〇億円の投資話」!?東京から重慶、上海、マカオに深セン。追い詰められて香港へ。煮ても焼いても食えない中国人投資家たちとの死闘の旅路。右も左も「アィヤー」な中国との仁義なき戦いが、いま、幕を開ける――。
「中国の人々がしばしば、思わず口にする言葉に「アィヤー」というのがある。突然起こった、自分にとってよくない出来事に驚き、がっかりする心情を表現する場合に、中国の人々が頻繁に使う言葉だ。わたしは、中国の「投資家」と称する奇妙な人々とドップリと付き合い、さんざん振り回され、そのあげく投資契約が実行されず、二三年間営んできた自分の会社を倒産させてしまった。それは、まったく、「アィヤー」なんていってられない深刻な出来事だった。」(本書「プロローグ」より抜粋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひとまろ
4
3D技術を持った日本の会社が資金調達を行おうとして 中国投資家に活路を見出した結果 見事にけっつまずいて倒産したお話。 当事者の著者にしてみれば笑えないノンフィクションです。 しかしこんなにも騙されるもんなんだね~。 ”貧すれば鈍する” を地で行くような話で。 怪しい話に怪しい人物、怪しい取り巻き・・・と 金があればすぐに気がつくようなことも 焦っているからこそつけ込まれる。。。 2013/11/22
しょう
0
中国のリアルに興味を持ったため手に取ったが、本書はごく普通の一般人というよりは、一部の詐欺師周辺人物について焦点を当てていた。2016/01/24
白山手賀
0
絵にかいたような、詐欺のお話。分かっていても、引き返せないとは。引き返す先も地獄だからでしょうか。2018/09/16




