内容説明
夜空の不動の位置に輝く北極星は、古来より旅する人々の道標でした。これと同様に古代中国に生きた老子の思想には、長い時を経ても不変の真理と英知があります。激動の今を生きる人たちの人生の道標となりますように、現代社会からの視点で、老子の言葉を柔らかい表現で訳してみました。
目次
ネームバリューにダマされずに本質を見る大切さ
「他人と比較する心」からの認識は間違いです
競争して病むことよりも健康が第一
人の心は武器を制します
老子からの戒め
母性的な愛情がすべてを生み出します
先に結果を思わないのが極意
水のような生き方は最強です
足を知れ
人間が理想を持つことは大切〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷれば
26
約2500年も前に老子が表した言葉を、現代社会からの視点で、柔らかい表現で訳した書。古代中国に生きた老子…その思想は、長い時を経ても、不変の真理と叡智に満ちており、激動・混沌の今にこそ人生の道標としたい。数行から成る漢字原文、著者独自の訳、著者による感想・解釈の3構成にて81編を解説。遥かな時を超えても尚、人間の性(サガ)がまったく進歩していないことに驚きつつ、老子の深遠な教えを学ぶことの重要性を痛感する。じっくり噛みしめるように読了。他訳も読みたい。2016/04/28
Taiyo
17
謙虚、謙虚、謙虚。何事にも謙虚な姿勢、考え、行動が一番自然と調和した生き方だと教わった。2017/11/21
mari
16
何気なくページを2箇所開くと「純粋さ」と「謙虚さ」だった。私に足りないものを教えてもらった気がした。2014/03/13
mari
14
読んでも読んでも終わりがない。一度読んでも、次の日にページを開くとまた違った感覚になる。常にページを開き、日々の指針としたい書です。2013/10/16
なるときんとき
8
他人を見つめずに自分を見つめること。人と比べないこと。愛情と感謝の気持ちを持つこと。何かに執着しないこと。自分を叱ってくれる人に感謝の気持ちを持つこと。物事を静観すること。自分を大切にすること。2017/06/18