内容説明
旅行産業の世界に大きな足跡を残した、元全日空ワールド副社長・山田學の物語。
日本で初めて海外チャータービジネスを導入したり、全日空国際線就航への実現に大きな貢献を果たしたり、アイディアマンで次々にユニークな新しいツアー企画を実現したり。そんな山田學が旅行産業界で何をどう成し遂げてきたのか。
困難に直面した時に徹底的に考え抜き、決断し、実行する。曲がったことは嫌い、負けず嫌い、喧嘩はするが人の悪口は言わない。
山田學の仕事は、旅行産業に携わる人のみならず、次代を担う若者たちへのひとつの道標になるだろう。
目次
第1章 就職先は「趣味を活かす部門」?!―山田、近畿日本ツーリストに入社する。
第2章 Travel Gives Life.―山田、旅の魅力に目覚める。
第3章 寝ている飛行機を起こせ!―山田、チャータービジネスを始める。
第4章 全日空を世界の空へ―山田、全日空初の海外チャーター便を手がける。
第5章 グアムを東洋のマヨルカ島に!―山田、ハローワールドを立ち上げる。
第6章 偏差値のない遊びの学校、開校―山田、グアムに地球人学校を作る。
第7章 あなたの街から海外一直線―山田、全日空ワールドで本領を発揮する。
第8章 人に喜ばれるツアーを作ろう―山田、旅づくりの秘訣を語る。
第9章 旅行産業よ、幸せ産業の核になれ!―山田、旅行産業経営塾の塾長になる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
5
旅をして人は何を得るのか?もちろん、人によってそれぞれだし、旅によっても違うだろう。ただ、それを提供する側から考えた場合、どこまで思い描くかで、結果は自然と決まってくるんだと思う。それは、仕事に限らない話でもある。面白い。対等な関係で物事を考える。できない理由を考えるのではなく、どうすればできるのかを考える。そして、最後は人と人との関係が生きる。単に、仕事ということにはまらないものが書かれてもいるように思う。2014/01/29
西夏
2
海外旅行が始まったばかりの旅行産業を駆け抜けた人のお話。負けん気の強さが、発想力に結びついて、誰もやっていない企画ややり方を作りだしてきた。今、中々このタイプの人っていないし、仕組みが固まりすぎて、発想を活かせなくなっている。俗人的なものなのか、それとも時代的なものなのか。少なくとも、輝かしい過去の話だ。2021/02/23
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