内容説明
想像を絶する苦難を乗り越え、ユダヤ人は成功を収めてきた。いかにしてユダヤ人は生き延びてきたのか。未曽有の危機に見舞われた日本人が学ぶべきものは何か。ユダヤ教に改宗してユダヤ人になった国際弁護士がユダヤ五千年の知恵を明かす!
目次
第1章 アベノミクスは「鼻のないネズミ」(アベノミクスは公正、適正か? ドイツからアベノミクスを見ると ほか)
第2章 スカイツリーはバベルの塔(バベルの塔はなぜ崩れたのか? 求められるのは狡猾さ ほか)
第3章 イスラエルに学ぶ(六〇年間で五〇倍の経済成長を遂げた国 起業家精神こそが経済のエンジン ほか)
第4章 生き延びるためのヒントはユダヤの教えに(宗教で世界を読み解く アニミズムの国―日本 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
monotony
3
ユダヤ教に改宗し、ユダヤ人として生きる事を選択した著者によるユダヤのススメ。確かにグローバル企業のトップにはユダヤ系が多いし、日本人がユダヤに学ぶべきことがあるのは事実、現代の日本人が反省すべき点が多いのも事実、だけどユダヤをはじめとする一神教だって色んな問題抱えているでしょう。この人の話全然ハラオチしない。日本人からユダヤ人という大胆なチェンジを経験しているからこそ書けることがあると思うんだけどな。2014/12/19
Shu
3
いろいろな考え方があっても思います。2013/10/17
turtle
3
「Eat poorly, Think richly」という言葉が書いてありましたが、イスラエルには美味しい料理を出す素敵なレストランが沢山ありますからね。 まさにEat richly で、私などイスラエルに行く度に太って帰ります。 だから私はThink poorlyなのか。 厳しいことが随所に書かれていますが、重要な指摘が多い本です。2013/08/06
レーモン
3
学ぶべきことはたくさんありますが、多神教だからこそいい点もたくさんあるということも語られるべきではと思います。世界に神がひとつだけならいいですが、それぞれの宗教にそれぞれの神があるからこそ戦争が起こっているという現状を忘れてはならないと思うのです。経済的に発展することが人間の目的なのでしょうか?ただ生き延びることが人間の目的でしょうか?そうではないとわたしは考えます。この本を読んで、こういう考え方をもった人もいるんだよねという前提で読まないと、間違った方向に進んじゃいそうですよね。2013/07/13
cdttdc
2
前半は辛辣な意見が多く、このままだと日本にいてはマズイのではとさえ、思ってしまう。世界にも類を見ない民族(表現も疑問)から学ぶ事は多い。何はともあれ、教育の問題は非常に重要。この辺を気にしている国会議員がどれだけいるか興味深い。2013/07/16