モノノケ文庫<br> およもん かごめかごめの神隠し

個数:1
紙書籍版価格
¥691
  • 電子書籍

モノノケ文庫
およもん かごめかごめの神隠し

  • 著者名:朝松健
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 廣済堂出版(2014/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784331615270

ファイル: /

内容説明

貧乏長屋暮らしの浪人福井淳之介は、娘が姿の見えない子ども「もんちゃん」と遊んでいるのに出くわした。そこに武士の一団現れ、子どもたちに襲いかかる! しかし、突如素っ頓狂な声がし、一団は昏倒してしまった! もんちゃんはなぜ襲われたのか、その力はなんなのか? 淳之介の前に立ちはだかる陰謀とは? 悪を懲らしめる正義の子ども妖怪「およもん」の痛快時代ファンタジー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

36
およもん、なんて愛らしいんでしょうか。姿の見えない子供「もんちゃん」と近所の子供たちが遊んでいるのに出くわした傘張り浪人の福井淳之介ですが、何とそのもんちゃんなる子供の姿が見えたようです。どうもこのコ、座敷童のような物の怪のようなのですが。何故かおよもんを匿うこととなるというのが面白いです。淳之介の前に立ちはだかる陰謀ともんちゃんの謎が気になりますが、どうも藩だけでおさまらないようで、色々奔走していきます。もんちゃんと共に悪を成敗する様子が何とも言えず可愛いです。読んでいて楽しかったですね。2014/08/30

飛鳥

25
藩を追われて浪人となり一人娘の咲月と二人で江戸で暮らす淳之介。淳之介には見えないもんちゃんという子と遊ぶ咲月と数人の子供たち。そのもんちゃんを襲い攫おうとする仇敵の弓尾が現れ危ないところをもんちゃんの変身した恐ろしい姿煮に「およっ」叫び気絶する仇敵と仲間の侍たち。子供たちを守るもんちゃんが色んな化け物に変身し、みんなのために大活躍です。もんちゃんが狙われた理由や淳之介が故郷を追われた裏にある闇が少しずつ見えてきて引き込まれます。ファンタジーと時代小説が合わさっていて楽しかったです。次巻も楽しみ。2017/10/08

雨巫女。@新潮部

3
《私ー図書館》九州在住ですが、およもんは、知らなかった。(笑)怖い小説は、苦手ですが。この小説は、大丈夫でした。(笑)。2015/04/11

あここ

3
序盤の雰囲気は軽すぎず好きやった。「およもん」が子供にしか見えへん登場の仕方とか。個人それぞれの怖いものに見えてしまう不思議な姿も面白い。見えへんでも「およもん」の存在を認めてしまう純粋すぎる大人たちも好きです。でも元藩の悪巧み攻撃が始まるととたんにドタバタ劇っぽくなって残念やった。『およっ!』って何・・?使いすぎちゃうかなぁ・・「おっよもん」めっちゃ強いのに助けなんていらんのに(笑)戦う時は案外分かりやすい変身やね。およもんが藩主なったら跡取りできひんのになぁ。浅はかやね。仲良し子供達に癒されました。2013/09/17

あお

2
時代物って苦手なんですが、なぜ苦手だというと小難しい時代考証の品々の名前が出てきてそれが分かりにくい。しかもその説明もなしに進んでいくため、好きな人しか読めないんじゃないのかなんて思ってしまう。 始めおよもんもそんな感じかと思っていた。でも違う。非常にわかりやすく、軽妙に物語は進んでいく。かと言って人情モノというわけでもなく、ちゃんとアクションも出てくるけれど、鍔迫り合いなんて小難しい言葉は使わずに現代語で通じる言葉で説明していく。他にもちょっと気づけば、現代に通じるようなコミカルさも含んでいたりする。 2016/05/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6569473
  • ご注意事項