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内容説明
SEという職種に代表される、ITサービス産業で働く専門職(ITプロフェッショナル)に就くことを、若者が敬遠する傾向が増えたのはなぜか。イノベーションの担い手としてのほこりや、かつてのようなモチベーションを取り戻すには、どうしたらよいか。SEが、ITサービス産業が、輝きを取り戻すには、何を変えるべきか――ふだんはライバルとして激しく競い合うこともある、2大SIer(システム・インテグレータ)のNTTデータと野村総合研究所が、手を携えてIT業界の明日のあるべき姿と人材像を研究するプロジェクトを立ち上げた。本書は、その成果をまとめたものである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomoyuki Kumaoka
7
「デザイン型の人材を創出する。」 SEとして働いているが、この先輩方の目指す人材に近づいているのだろうか。 近づいたところで私は何ができるのだろうか。 社会の課題を発見してみても、どうすればよいのだろう。 という感じで、個人的には自分の中で消化しきれていない思いが、 再び騒ぎ出してしまったようだ。 社会をよりよくしたい、その思いだけは忘れずにいようと思う。 今の仕事をとりあえず大切にして、知識と技術を身に着ける。 ITプロフェッショナルとして、成長しよう。 とにもかくにも知識、経験、技術、そして、自信。2016/09/23
おの
3
要は今まで通りのやり方じゃだめですよってこと。分かってらぁ! 複合型はよく言われることだ。IT業界からは足を洗おうと思ってたけど、もう少し頑張ってみようかな。日本は既存のものを良くするのは長けてるけど、全く新しいものに変えるのには長けてない感じ。坂本龍馬を読みたくなった。2016/02/28
n-mochizuki
3
フワッとした内容ではあるが、何か変えねばならぬというのはわかる気がする。IT自体がコモディティ化し過ぎて、顧客自身が価値を感じず、評価されないから魅力が無いんだと思う。大して価値のないものも価値あるように捉えようとしているのかな。魅力的なものを提供できないのは、やはりそこに巨大な既得権が転がってて、それを積極的に壊すインセンティブが無いのが根本的問題な気がする。本書を著した2社がその最たる会社なのは何とも皮肉で、彼らが主導的役割を果たせるとも思えない。失う物が大きすぎるからね。だから説得力がないのかも。2013/08/11
itchie
2
社会価値イノベーションという概念を端的に説明しているだけでも十分価値のある本。問題は「社会を変革しながら、利益を上げる」こと。一社の努力だけではなく、各産業の構造や消費者の価値判断力にも左右される。この思想を体現した商品、サービスによって、社会価値イノベーションが市民権を得ていってほしい。2014/11/03
madok_s
2
自社の技術からサービスを生み出すのではなく、顧客の潜在的な欲求を吸い上げ還元しなければならない。付加価値を付けろ。この業界で働いたことないから、業務のこと、雰囲気はわからないけど、逆に良かったのかも。悪しき慣習が染み付く前だから。2013/11/29