ちくま学芸文庫 数学文章作法 基礎編

著者名：結城浩【著】

筑摩書房（2014/10発売）

• ISBN：9784480095251

内容説明

論文・レポートの執筆、教科書・プリントの作成など、数式や数学用語を用いた文章を書く機会は案外多い。しかし、数式の表す内容にあいまいさがないからといって、その文章自体がわかりやすいとは限らない。“読者のことを考える”という原則に立って書くなら、もっと明解でもっとよく伝わる文章になるかもしれない。『数学ガール』シリーズを執筆し、文章の読みやすさに定評のある著者が自らの経験で培ったノウハウを伝授。本書「基礎編」では文章の順序、数式・命題の書き方、わかりやすい例の作り方、目次・索引の作り方などについて、豊富な具体例をもとに解説する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[えちぜんや よーた]

最近は、emaiやチャットにスクリーンショットやリンクを貼り付けて、「コレ見て、コレ」というコミュニケーションが多くなってきた。便利な反面、自分の説明が雑になっているのではないか？という気持ちもある。相手の考えや立場に沿って、テキストで自分の考えを伝えることの重要性を改めて認識した。

2016/03/22

[コットン]

数学的手法を文章に応用した本。特に目新しい所は無いようですが、初めての人にはある程度参考になると思います。LaTeX好きには良いかも。

2023/09/25

[kaizen@名古屋de朝活読書会]

LaTeXだね文書作成最小のソフト目次と索引作る #短歌 https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/da102815ad8a5694540c @kazuo_reve 新人の方によく展開している有益な情報 https://bit.ly/3POcpnL @Maki-engineer ＜エンジニア夏休み企画> 『数学文章作法』シリーズはエンジニアにもオススメできる良本！ ― 基礎編 ― https://bit.ly/3Ar4CGF

2022/04/07

[takaC]

「正確で読みやすい文章」ではない文章（本）を読むのは、それはそれで楽しめるのだけどね。久しぶりに TeX で論文書きたくなった。ネタがないけど。

2013/12/20

[Lee Dragon]

「神は細部に宿る」数学ガールの著者が分かりやすい作品を書くのは細部にこだわっていたからなんだなあと改めて思った。言葉の使い方、構成、読者への問いかけ等、当たり前といえば当たり前のことなんだけど出来ている人は意外と少なく、自戒させられる。職業柄、仕様書を作成する立場の人間として身につけておきたい作法である。

2019/08/31