幻冬舎文庫<br> 天使と魔物のラストディナー

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幻冬舎文庫
天使と魔物のラストディナー

  • 著者名:木下半太【著】
  • 価格 ¥596(本体¥542)
  • 幻冬舎(2013/08発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344419995

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内容説明

理不尽な犯罪で突然命を奪われ、悔しくて死にきれない人が、ときどき神様の気まぐれで、魔物(モンスター)として生まれ変わる。その一人である「復讐屋」のタケシは、無残に殺され生き返ってしまった魔物のために、復讐に燃える。犯人は、天使の微笑を持つ、残忍な連続殺人鬼アマノだった。「殺してあげた」というアマノの狂気を、なんとしても止めろ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さっとん

56
理不尽に殺された人間がモンスターとして生まれ変わり復讐するというトンデモ設定ですが、木下さんならではの軽快なテンポでサクッと読めました。 タケシの古風な口調が徐々にクセになります。 悪夢シリーズと比べると疾走感は少なめでしたが、充分面白かったので前作のバッティングセンターも読みたいと思います。2019/12/03

mr.lupin

40
木下半太さんの著書20冊目読了。以前に読了した「美女と魔物のバッティングセンター」の続編と言うことだが、前作の内容をほぼほぼ憶えていなくて新たな物語として読了した感じ。木下さんの作品らしくメッチャ読みやすかったが、どうも「悪夢シリーズ」と比較すると今一つインパクトに欠けると言うかどんでん返しが無いと言うか、ちょっと物足りない感じがした一冊だった。 ☆☆☆★★2021/09/08

ヤジマ

29
主観点 7.5/10 なんの前情報もなく読んでみたら「美女と魔物のバッティングセンター」の続編だった。当該作品の自分の感想を見返してみたが、どうやら結末に納得がいっていない様子。しかしどんな結末だったのか全然思い出せない。抗えない脳の劣化には落胆を禁じえないが、たぶん前作よりしっくりきたような気がする。自分の好みじゃない結末というのは何通りかあるが、それに嵌っただけなのだと思う。そしてなんだか続編がありそう。作品としては著者特有の軽さがあるが、このタッチは毎回癖になる。個性的なキャラ造形はもはや専売特許。2023/04/17

アイゼナハ@灯れ松明の火

23
『美女と魔物のバッティングセンター』続編(『六本木ヒルズの天使』改題)。この世に使命を残したままで突然に命を奪われた人間はモンスターに生まれ変わるという。その使命とは…自分を殺した人間への復讐だぁー!!という訳で,前作から引続き登場の土屋とタケシの吸血鬼コンビが,人魚にフランケン,狼男たちの復讐を助けて回る連作短篇6話(途中,天使の登場で流れが変わってまいりますが…)。復讐を遂げた後,モンスターはどうなっちゃんだろう?という疑問に答える最終話ではほのぼのしますが…この路線は確かに怪物くんとかぶるなぁ。2013/04/14

Takeshi Kambara

20
東京バッティングセンターの続編。前作の主人公だった吸血鬼のコンビが、無念の死の後に何故か化物に転生してしまった人達の復讐をお手伝いする短編集。各話とも小さな驚きのオチがあるのだが終盤はなかなかのシリアス展開に…なりすぎないのが木下さんの良いところwサクサク読めるのに少し感動しました。そして、全編通して共通のワードである復讐、その根幹にある憎しみを人は長年経っても忘れられない、愛を忘れることはあっても。これが単純な様でなかなか奥深かった。これ、アニメ化したら面白そうだと思いました。2021/03/28

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