内容説明
アイルランドの荒野の古城に住む貴族・ロード・ヴィジョン──通称“幻想卿”の招きにより訪れた八頭大は、驚くべき依頼を受ける。彼の土地のどこかに存在する幻の土地──幻想郷──に先祖が隠している宝を探し出してくれというのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむー
17
デビュー当時からの30年来(笑)の付き合いで贔屓目があるとはいえ、ラノベも含め有象無象の伝奇モノがあふれる今でも初期と変わらぬテイストを続けているとこが安心なのである。とはいえGoogle Earthが世界を網羅して秘境の余地はなく、最新のハイテク装備も数年で陳腐化する今やこのシリーズも限界なのかなとも思わされる。『もうすこしです』。すでに他シリーズでもさんざん使い尽くした夢世界を持ってくるようじゃぁねぇ。地味に菊池作品のポイントともいえる『古臭い男らしさ』もほとんど見られないところも残念。2014/02/10
海猫
10
約3年ぶりのシリーズ新作で今回もある程度の質の高さがあって楽しく読めた。タイトル通り幻想的な話でムードの醸し出し方など実に見事である一方、生きの良い活劇と文章も健在。2013/04/18
作楽
5
ジョブナイル?と読んでみたら、冒頭からそんなことない感じ(笑)。Dではお馴染みの夢展開でした。大ちゃんだと、こうなるのかーと思いましたが。まぁ、続きが出てれば、またぞくぞくするような面白いのが出て来るかもだしな~2014/01/18
きゃめる
4
戦闘と日常をシームレスに繋ぐ菊地秀行作品において、「夢」テーマはまさに格好の題材というか、水を得た魚の様。大ちゃんの、理屈抜きの八面六臂の活躍、堪能しましたw またまた変更されたイラストレーターは、まぁ許容範囲。2013/03/29
Masaaki Maeta
3
懐かしい。正直、菊地秀行氏の夢ネタは苦手。面白いんだけど脳が疲れる。2015/11/08