難民高校生 ― 絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル

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難民高校生 ― 絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル

  • 著者名:仁藤夢乃【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 英治出版(2014/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862761552

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内容説明

<p>高校時代、私は渋谷で月25日を過ごす“難民高校生”だった。</p><p>「居場所を失くした若者」として希望のない生活を送っていた著者が、小さなつながりから変わりはじめ、国際支援の大きなイベントや被災地支援の商品企画プロジェクトの成功を通じて、自分への自信と社会での居場所を取り戻していく過程を描く。「ささいなきっかけから社会的に孤立する」ことは誰にでも起きる可能性があることであり、特に属するコミュニティが限られる「若者」に対する社会的支援の必要性を訴える。</p><p>村上龍氏推薦!</p>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

71
著者の仁藤夢乃は、高校時代、家にいても学校にいても落ち着かず、安心して過ごしたり眠ったりできる居場所がなく、渋谷で毎日を過ごす“難民高校生”だった。高校を2年で中退し、河合塾コスモコースに入塾し、よき大人の人との出会いから外の世界とかかわり、大学進学、東日本大震災後の被災地での活動を経て、現在、女子高校生サポートセンター「Colabo」を主宰している。難民高校生の話を中心に、若者が夢や希望がもてる社会へ、ふだん関わることの少ない大人と若者が一緒に何かをすることで若者は視野を広げることができると説く。2015/06/28

としP

29
「〈貧困〉というのは"溜め"のない状態のことだ」本著では思春期の不安定な時期を送る高校生を取り上げている。大人の視線で彼らを理解出来るわけがない。見放せば、「自分は誰にも期待されていない」と反抗的な態度に出る。高校生と大人の間に壁ができている状態だ。こうして、頼れる人がいない(人間関係の溜めがない)"難民高校生"が出来上がるのである。「誰かに何かをしてもらう」ではなく、「自分が誰かに何をできるか?」を考えて実行することが、未来に希望を持って生きる糧になるのだと思う。大人は彼らの可能性を信じてあげてほしい。2017/04/30

凡人太郎

29
大人も考え方を少々考えないとね。2014/05/17

akinbo511

18
22歳の著者だから書けた現実だと思う。家にも学校にも居場所がなく、渋谷で放浪していた女子高生時代の話は壮絶だけど、大学生になって様々な企画を実行していく様子は、応援したくなった。まだまだやりたいことはたくさんあるようなので、これから先著者がどんなことをやってくれるのか期待したい。でも、渋谷時代の仲間たちはどうしているのかが気になるし、心配。 2014/04/18

ねこ

14
 著者の考え方は、たしかにそうだなと思うものもあればそれは難しいんじゃないかなと思うものもあります。でも、『おわりに』に書かれていたように、この本のような本は多分書ける時期が限られているというか、ほとんどの人は若者と呼ばれる時にしか書けない本なのではないかと思います。だから書かれた事自体に意味があり、読者がこの考えは大事だなとか、これはさすがに無理じゃないかとか自分の意見を持って考えて読む本だと思います。私は東日本大震災で被災した学校に支援品の文房具が届きすぎて困った話が印象に残りました。2018/08/12

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