内容説明
江戸算法塾・長谷部道場の二文字厚助は「十字環」の解法をめぐり、謎の算法者を追う旅に出た。事件、騒動、銭勘定――。算法ならば通る理屈も、まるくおさまるためしなし。悪戦苦闘の珍道中、痛快時代小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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3
図書館リサイクル本。謎の算法者を追うべく旅に出た厚助が、行く先々で騒動に巻き込まれる。理屈が通らないことも世の中にはたくさんあるよね。意外と面白かった。2018/05/29
えびえび
2
兵法を算法に置き換えた仇討ちモノってのは物騒ですが、算術の解を求めて人を追うお話。算法そのものが話に絡むことはなく、武家の三男坊の珍道中でしかありません。江戸モノが好きな人なら楽しく読めるのではないでしょうか。2013/06/07
とっぽ
2
江戸時代の算学者の物語です。といっても難しいお話ではなく、算学をキーにした庶民の生活ものです。ある理由から旅に出てそこで出会う人たちと算学を通じたやりとりをします。すこし読み応えがなかったきがします。2013/03/29
yoshisan48
1
江戸時代、主人公の算学者が、十文環という算法の問題の解法を求めて各地を回るという、新鮮な設定だった。連作になっていて、面白かった。2020/05/04
まさ影
1
読書メーターの皆さんの感想は的確だなと思った。2014/02/05