内容説明
信長にあって謙信に欠けていた覇者の条件とは? 龍馬暗殺の黒幕は誰だ? 世に名将、名参謀と謳われた人物たちをめぐって、多彩なエピソードを掘り起こしつつ、その器量とコンビの妙を深く論じ合う、再発見の知的刺激に満ちた歴史対談。
目次
第1章 戦国、覇者の条件
第2章 戦国、名参謀の条件
第3章 歴史のなかの老後
第4章 幕末のヒーローは誰だ
第5章 革命と暴力のリアリズム―龍馬暗殺の闇
第6章 近代日本の可能性と日露戦争
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maito/まいと
23
歴史小説作家として著名の中村氏と、史家としてこれまた著名の山内氏の対談集第3弾。今回は(このお二人にしては)明確にテーマを定めたため、きっちりまとまったトークが展開されます。だって、一度話し始めたら脱線・余談で本題進まなさそう(爆)それくらいお二人のお話はわき出る泉の如く、途切れることがなかったのだろうな。結構双方の得意テーマに関しても自重してらっしゃるので、中村氏の会津話しは著書で読んでるからおなかいっぱいだ~~という方も安心してお読みいただけます(笑)2013/05/07
中島直人
2
歴史好きのおじさん二人が好き勝手に自分の好みについて語りまくるという趣向か。それなりに知らなかったエピソードが出て来たり、独特の歴史理解を知ることが出来たりと、興味深くは感じたが、独善との印象は拭えないかも。2013/05/11