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内容説明
観客動員数が減り、地上波テレビ中継の視聴率も低迷している日本プロ野球。しかし、1990年代半ばまで、日本のプロ野球と米メジャーリーグの売上規模はほぼ同じだった。現在、メジャーは規模を拡大し、日本との差は4倍にも広がっている! その違いはどこにあったのか?
高度なビジネスマネジメントでリーグ全体の発展をとげたメジャーと、選手の実力はありながらも各球団が個別に利益を追求してきた日本プロ野球------これは、現在の閉塞する日本産業構造そのものといえるだろう。
ビジネスコンサルタントとして、プロ野球界にかかわってきた著者が、次世代の夢を創るスポーツ=プロ野球の徹底改造論を提案。本書は、日本の産業が再浮上するための大きなヒントにもなるだろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺぱごじら
18
長い時間を費やして独自の形を造り上げた日本プロ野球界は、その『長い時間』と共に多くの『既得権益』も造り上げてきました。いきなり効率のよい形を示して『メジャーはこうですよ、さぁ皆さんも変わりましょうよ!』というだけでは何も誰も変わらず動かないものです。『まず野球の将来』からスタートしている点に大変好感を持ちました。何につけても『コンテンツに対する愛情』がない提案は、魅力の本質を失わせてしまうもの。マーケスキルやコンサルスキルを実践し始める方々にこうした『マインド』を学んで欲しいと感じました。2013-962013/07/17
YOS1968
7
ビジネスとしての野球を考える。経営に行き詰まったMLBが再生したスポーツビジネスの手法を紹介しながら、日本のプロ野球界の問題点を指摘する。現在の日本のプロ球団で活躍する人物も紹介しながら、米国流リーグビジネスの必要性と、チームビジネスに固執してしまう日本の現状も紹介している。日本のプロ野球は非常に魅力的であるが故、もっと儲かるやり方があるでしょ、という話。放映権を高額で売れ、幅広いファンがお金を使うシステム、グローバル戦略とごく当たり前の話に終始。2013/04/29
くりのすけ
4
野球は国民的なエンターテイメントスポーツにも関わらず、構造的に変化できていないことが指摘されている。巨人戦頼みのオーナーたちなどを見ていると時代錯誤な業界なのは確かだと思う。単なるMLB称賛的な本ではなく、MLBの良い点は見習おうと細かく提言しているところは良かった。選手のメジャー志向もわからんでもないなと感じさせられた。2015/08/19
RNDMN
2
日本プロ野球とメジャーリーグの現在の差の原因と、日本産業と他国の産業の差の原因の構造は同じある事と同時に、プロ野球やスポーツにおけるビジネスモデルの問題点や改善策を、ベンジャーリーグをベンチマークとし、韓国プロ野球も引き合いに出しながら、分かりやすく提示してくれている本であると思う。 経営コンサルタントが、こうしたスポーツビジネスに関わる事が出来ている事は非常に、旧態依然とした体制の産業だからこそ意義深い2013/07/20
tak
2
本屋で手にとって入手。確かに、もうビジネスモデルとしての限界だろうなぁ。ただし、アメリカMLBの二番煎じ崇拝論には、どうしても馴染めない。2013/04/20
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