感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
12
「日本の家屋には個室らしいものがないというのは、明治以来のインテリたちの愚痴である。この国には個人意識を育てる土壌がもともと薄弱であったということにして、みずからの努力の不徹底さを覆おうとする、ある種の怨みごとじみた弁解のように思われる…明治以降、二十年代に進行した産業革命は、地縁や職能による旧来の共同体の最終的な解体を進めた…あまりに急激であったために生じた空白部に、すべてを血縁になぞらえ、父方の出自のみ重視する武家社会に特徴的に発達した、いわゆるタテ社会の論理が不当に拡大され、充填されることになった」2018/01/15
yasuhitoakita
2
前近代の世界の論理をすくあげるような本。2022/07/20
はにゅ
1
こういった大きなテーマに立ち向かうには、民俗学が有効だと思うんだ。そのとっかかりにいかがかな?高取先生の文章は面白く読みやすいぞ。2006/12/08
カネコ
0
○2009/01/22