内容説明
●「浦・津・川」モデルの危険地域●「東海道」が消えたのはなぜ?●「水の都」大阪●津々浦々の危険地域●「街道」に逃げるか「神社」に逃げるか●日本最古の高台移転●地名から見える原発の危険度●「砂上の楼閣」の浜岡原発●「鈴浪」が津波の兆候●「海辺」に視点を!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
64
「谷」、「久保」、「窪」、「池」、「落合」、「池尻」などがつく地名は低地の可能性が高くには要注意のことです。その他、「江」、「川」なども同様に注意が必要です。液状化では「砂」、「浜」などが危ないとのこと。浅草の語源は、浅瀬に草が生えているとか…。江戸時代に大きな津波があり、それを記録に残すための碑が立っているところも多いそうなので、気を付けてみておくのがいいかも知れません。今後高確率で来るとされる大地震への備えは、できる限りしておきたいものです。2024/02/10
じゅん
2
地名という観点で津波への警告を記した新書です。単純に沿岸地域が危険という訳ではなく、「浦・津・川」モデルの地域の被害が甚大であることが説明されている。3.11で被害を受けた実家近辺も、浦・島・浪・浜・崎なんかがそこらじゅうにあるので、頷きっぱなしでした。つくづく人間は天災を忘れてしまうものなのですね。もっと先人の熱いメッセージに耳を傾けなくては!歴史的な地名の成り立ちなどの蘊蓄もあり、お得感がありました。順番が逆になったけど、次は「東京津波」を読んでみます。2013/04/21
スターリーナイト
1
2022-322022/04/23
緑のたぬき
1
先人のつけた漢字地名には、土地の成り立ちがこめられており、津波、水害リスクを知ることができる。どの原発もだいたい海岸線、しかも沼地などの埋め立て地にあり、地震、津波に弱い。なかでも太平洋岸の浜岡が砂地で危ない。2020/04/07
matypoyo
1
100年に一度のことにどれだけ気を配れるか?生きているうちにあるかないかわからない。 ただ、起こったときには大惨事が見えている。 昔の人はそれを未来に残すために、地名や石碑等に込めた。それを参考にするかどうかは今を生きている人の判断一つなんだろうなと。 地名というのは、その土地の成り立ちから決まっているのを考えると、区画整理とかで名前を変えていくのっていいのかな?とも思えてしまいます。2017/03/05
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