「円安大転換」後の日本経済 - 為替は予想インフレ率の差で動く

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「円安大転換」後の日本経済 - 為替は予想インフレ率の差で動く

  • 著者名:村上尚己
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 光文社(2013/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334037352
  • NDC分類:332.107

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内容説明

為替相場は貿易収支やユーロ不安などの要因で円安や円高に振れるわけではない。為替は外為市場に参加している投資家が抱く「予想インフレ率の差」で動く。そして、これに影響を与えることができるのは、中央銀行の政策だ!――アベノミクスにより日銀が適切な金融政策を行い1ドル=105円の円安になれば、日本の株価や雇用、財政赤字はどう好転するか。マネックス証券のチーフエコノミストが過去の円安局面を元に詳細に分析。

目次

第1章 日本の景気は円安で回復する!
第2章 為替レートは「予想インフレ率の差」で動く
第3章 なぜ円高は定着したのか?―バブル以降の為替相場を検証する
第4章 日本流「ガラパゴス経済学」が景気を悪くした!
第5章 日銀の怠慢とアベノミクスの発動
第6章 1ドル=105円で日本はどう変わるか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

29
結局ぼくの理解力では、何故日本がデフレに苦しんだか?また、その責任が日銀にあるというマクロ経済が全く理解出来ない。低金利でお金を市場に投入して、インフレにして、経済を発展させるというそもそもの仕組みが理解出来ない。まだまだ、基礎知識の勉強が必要を感じる。2023/07/04

だまし売りNo

24
円安で利益を受ける層がいれば円高で利益を受ける層もいる。昭和は輸出産業が基幹産業で円安の恩恵を受ける層が厚かったと言える。産業構造がサービス業にシフトしたことで変わっている。しかし、この問題を単に多数派が変わったと見ることは浅薄である。昭和の価値観の最大の問題は、輸出産業が基幹産業であり、その発展により、消費者にもおこぼれが来るのだから我慢しろという、全体最適のために個々人の犠牲や負担を正当化する全体主義の論理である。2022/03/30

旅猫

4
さて、円安がこの著者の言うレベルまで進んできましたが、その後のはシナリオ通りに進むかしら。2014/04/22

jam

1
「なぜ、日本でバブルが起きたのか?」:金融政策と財政政策の行き過ぎにより、歯止めがかからなくなった 1985年プラザ合意(アメリカからの要請で、米、英、仏、西独、日のG5でのドル安誘導政策)→1年間で1ドル=240円から1ドル=150円へと40%のドル安・円高になる→金融取引の自由化(大企業が社債やCPで資金調達できるようになり、大企業の銀行離れ、銀行が企業への銀行貸し出しを減らした分、不動産投資への融資を拡大、土地担保への融資)→不動産バブル→政府と日銀が経常収支の黒字額を減らす誤った… (★★☆☆☆)2022/11/23

Kentaro

1
円高による強い円で輸入コストを押さえ、構造改革による無駄の排除と規制緩和が景気回復に期する最善の政策だという政治家やエコノミストに真っ向から反対し、円高容認は日銀のサボタージュであり、それを後押しする経済学者やエコノミストはガラパゴス経済を略したガラ経であると一刀両断しています。2017/01/01

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