内容説明
東日本電力社員を経て衆議院議員となった小川正人は、未曾有の大震災後、日本が直面するエネルギー問題に真っ向から取り組んでいた。原発の行方と、代替エネルギーの可能性は。停滞した経済は復調し、安全は守られるのか。日本自由党政権となり激動する政財界を見つめながら、この国のかたちを描き直す意欲作。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Syo
33
これまた凄い話。 いい。2021/12/17
ヨーコ・オクダ
24
濱センセの警察小説ではない作品。議員さんが主人公。やっぱりこちらもデキる人設定w人望があって(人たらし!?)、金も知識も情報もあって…。エネルギー問題と今後の日本の進むべき方向をちゃんと見極めてる人間がどれほどおるんかしら?そして中国がどういう国なのか??これまで好んで読んでた小説の中では中国マフィアがどうのこうのって描かれていることが多いんやけど、この作品では、国の情勢、国民性等がリアルに伝わってくる。ただ、伝えたい情報、世界を無理矢理会話にのせて説明してる感が無きにしも非ず。ちょっと単調かな?2016/07/31
幹事検定1級
14
東日本大震災以降の原発問題絡めた壮大な政治経済フィクションです、ほとんどノンフィクションかもしれません。 濱さんの警察モノは何冊か読みましたが、政治経済モノは初です。幅広い知識と切り口で語られております。登場人物も多いため、読みながら振り返りが必要ですが、勉強も兼ねて読むということでも貴重な一冊になりました。 エピローグの「知識のないのは心の病」はドキッとしました。学生を卒業しても社会人になっても一生勉強ですね。これからも活字に囲まれて生きていきたいと思いました。最後に、政治家小川さん、今の日本に現れて!2014/10/28
シュウ
11
おっと、ここで幕切れ。あとが気になって仕方ないけど、それは現実の世界で誰かが取り組まなければならないこと。何がどのような仕組みになっているのか、こうなっているのかと、興味が湧くことばかりです。ゆらがないものは、転がり込んではこないですね。2015/03/14
α0350α
9
今回も公安が大活躍でしたね。メインのエネルギー問題も面白かったんですが、vs中国の最後にギャフンと言わせたところが良かったです。2015/06/03
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