内容説明
招かれざる客ジャクソン・ワイルダーが訪ねてくる。スタジーは祖父の屋敷の窓辺に立って待ち受けていた。2年前他界した祖母の生涯を描く映画を制作したいというジャクソンに、スタジーは初めから敵意と反感を抱いていた。かつて祖父とともに波乱の人生を送った祖母について、興味本位に事実をねじ曲げられそうだったからだ。祖母との思い出を汚されて、祖父が心を痛めるのも見たくない。なのに、なぜか祖父はすんなり同意してしまった。それも、彼女が一緒に題材調査に協力するとまで約束して。これから1週間、ジャクソンと行う共同作業に彼女の苦々しさは募った。■ハーレクイン・ロマンスの初期のころから執筆を開始し、今なお読者の熱い支持を得るC・モーティマー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
ヒロインが頑固すぎるくらいですが、面白かったです。祖父は９０を過ぎてるにしては、元気過ぎで笑えるほどですが、ストーリーとしては面白かったです。祖父が狙われたり、出張にちょこちょこ出ていくのが不思議ですけど…ハーレクインの読み切り小説としては、これくらいの登場人物の人数が読みやすくていいですね。ふたりの物語に集中できてて、最近のキャロルさんの作品の中では一番良かった。2015/03/09
