内容説明
行徳河岸の船宿で猪牙舟の船頭である霧太郎は、定町廻り同心の浦部から手札を得て、日本橋小網町界隈を縄張りとする岡っ引きだった。亡くなった父の鍬蔵から跡を引き継ぎ、早とちりのおっちょこちょいで、しくじることもあるが、情に篤い男でもあった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
M2
3
主人公が岡っ引きにして船頭なので、川面から眺める江戸の四季を楽しめるのが嬉しい。岡っ引きとしてはまだまだ経験不足な霧太郎が様々な事件を通していろいろ練れていくんだろうなと楽しみです。そして今回もまたこの作者さんお得意のダブルヒロインなのでしょうか?個人的にはトリプルヒロインにしてお升ちゃんを一押ししたいところなのですが。2013/05/06
ナツメッグ☆
2
「おっちょこちょい」岡っ引き霧太郎の櫓さばき、十手さばきもさえ圧巻。デビュー早々、堂々三つのお手柄成し遂げる、お見事でした。次回も船頭の仕事の特性をいかした捕物を望みます。それから生意気久実の生意気ぶりをもっと書いてください。憎めないキャラが可愛いい。久実が憧れる宮地芝居の役者を絡ませても面白いかもしれませんね。2013/03/15
ひさか
1
新シリーズで、楽しみにしていたのだが、起伏のない、ありふれた話であまり面白くなかった。登場人物に魅力を感じないのも一因かも。次回に期待します。2013/05/26
いえのぶ
0
船宿の船頭の霧太郎はなき父の跡をついだ岡っ引き。同僚の船頭を使い事件を解決する。2013/08/25