角川SSC新書<br> 海洋へ膨張する中国 強硬化する共産党と人民解放軍

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角川SSC新書
海洋へ膨張する中国 強硬化する共産党と人民解放軍

  • 著者名:飯田将史
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • KADOKAWA(2014/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047316003

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内容説明

ソ連、インド、ベトナムなどと対峙し、「大陸国家」として歩んできた中国。しかし近年は資源やシーレーン確保のために「海洋国家」としての性格を強めている。その野心は台湾、南シナ海、そして尖閣諸島をはじめとする東シナ海に及び、「海保巡視船への漁船衝突事件」、「海監・漁政など海上法執行機関による日本への領海侵犯・領空侵犯」、そして「自衛隊の護衛艦への火器管制レーダーの照射」など深刻な軋轢を引き起こしている。本書では、軍事の近代化を急速に進展させ膨張する中国の現状について、習近平総書記率いる中国政府、共産党、人民解放軍の背景にある目的を含めて明らかにし、日本がとるべき対応を考えていく。最新の中国の外交・安全保障政策について、防衛省防衛研究所の現役研究官による分析をまとめた一冊。

目次

第1章 高まる海洋の戦略的重要性
第2章 東シナ海の緊張を高める中国
第3章 中国の圧力にさらされる台湾
第4章 中国の影響力が高まる南シナ海
第5章 強大化する中国海軍
第6章 最前線に立つ海上法執行機関
第7章 米中の戦略的競争
第8章 中国の海洋進出と日本の対応

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

5
いくら正当性を訴えたとしても、それを聞いてくれる相手がいないのであれば意味が無い。言葉には力があるが、その力は眼前の暴力を無力化してくれるわけではない。しかし、一国では相手をするのが困難であっても多くの国が連携することで相手を止める事は可能になる。2016/09/13

ceskepivo

5
中国の海洋進出の現状を分かりやすく解説。結局、政治体制の差異がネックなのか。2014/08/18

ワッキー提督

2
中国の海洋進出に関してよくまとまった一冊。新書として初心者向けに最適といえる。ただし中国国内の政治動向のようなところにどうしてもスポットが当たらないため、この一冊に留まらず多角的な視点を得る努力が必要であろう。2014/10/14

Humbaba

1
中国が発展を続けるためには、資源が必要である。しかし、自国で取れる資源には限りがある。だからこそ、その資源を外に求める。例え輸入するにしろ、安定して輸入を可能とするためにはシーレーンの確保は重要となる。それを可能にするためには、相手と友好な関係を築くか、あるいは手を出せないと思わせるしかない。2013/06/03

くらーく

0
ますます、極めて重要な問題である事を書いてある本。中国共産党からの見方がまとまっていて、考え方の視点を変えるには良い本では無いでしょうか。研究者の言い回しが面白い本でもあるなあと。2015/06/20

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