内容説明
おくりびとの目から見た震災の真実!あの大惨事のとき、葬祭業者たちは、現場でどう行動し、ご遺体とどう接し、ご遺族とどう向き合ったのか?東日本大震災で最もたいへんだったことのひとつが、ご遺体の収容、安置、身元の確認、引き取り、火葬である。その数が膨大だったため、行政が大混乱を来たした。「棺が足りない!」「火葬ができない!」「えっ、仮埋葬をする?」「えっ、ご遺体を掘り起こす?」……マスコミでは語られることのなかった、葬祭業者たちの苦悩と感動のエピソード。かつて経験したことのない事態に直面した経営者が、2年の歳月を経て振り返る「凄絶」「苦渋」「葛藤」の日々!
目次
序章 棺<br/>第1章 初動<br/>第2章 防災協定<br/>第3章 遺体安置所<br/>第4章 リスク<br/>第5章 仮埋葬<br/>第6章 掘り起こし<br/>第7章 社員<br/>第8章 費用<br/>第9章 未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
がいむ
24
忘れないでいることが大切。そして記録を残しておくことがとても大切・・・。若いときに葬儀社を立ち上げて28年目の社長の著書。かなり淡々と事実を書かれていることで(写真はモノクロ)却って苛酷さが伝わってきます。あまり表に出る仕事ではないだけに、肉体的、精神的ダメージを心配されながらも、プロフェッショナルであろうとした人たちには頭が下がるばかりです。映像ではなく文字でしか伝えられないものがあると思った。 2013/06/08
1.3manen
13
頁を捲るのが憚れるような内容。恐ろしい遺体の仮安置所。遺族からの罵声を浴びせられ、黙々と作業する葬儀業者の方々。非常時には上下関係を生みだしてはならない(72頁)。腐敗遺体には納体袋というものが必要とのこと(77ページ)。ドライアイスが必要。臭いは記憶に残る(90ページ)。増え続ける遺体。仮埋葬とのこと。絆の薄っぺらさ、が、真の絆になるには、親を失ったこどもの人生を保障していくことではないか。未来が暗ければ、生き地獄。本当の支えあい、成仏が必要だと思う。2013/06/17
かおる
4
先日仙台に行った際にたまたまバーで出会った方がこの会社の方で、本書を頂戴しました。知らなかったことがたくさんありました。たくさんの被害者の方がいるのだから、それだけ葬儀社の方の苦労もあったであろうに、今までそんなことには想いも至りませんでした。このような本がたくさんの方に読まれて欲しいと思いました。2013/05/29
青
2
読書メーターの記録少ないな!びっくりした。葬儀社のプロが震災という未曾有の事態にどんなふうに取り組んだかっていう、ある種のビジネス本(ノウハウは学べないし概ね記録に偏ってるけど)なのに、なんでだろう。いい本なのに。ひとりひとりのプロがあの震災のときに使命感を持って動いたからこんなに早く色んなものが戻ってきたんだと思う。津波の動画見ちゃったら、元に戻るとか信じられないから。東北在住ではないけど、まだまだ当事者意識を持って復興を応援していかなくちゃいけないと思った。泣きながら読んだ。2020/06/06
bluepand
1
震災時に葬儀社はどう動いたのか。急遽、棺を大量発注。自衛隊に代わり埋葬作業。行政からの応援依頼。遺体の腐敗とドライアイスの不足。遺体安置費用の請求と遺族からの罵倒。燃料不足を理由に稼働しなかった公営火葬場も、民営にすれば上手く出来たはずと。高台移転より都市部のマンションの方が良いのでは、地元に残りたいのは年寄りだけで他人が勝手に「故郷への思い」を作り上げ若者を土地に縛り付けているのでは、などはうなづける部分も。ただ、葬儀社社長本人が書いた本なので自画自賛気味は否めずそこは割り引く必要あり。2013/06/30
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