愛とゴシップの「平安女流日記」

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愛とゴシップの「平安女流日記」

  • 著者名:川村裕子
  • 価格 ¥610(本体¥555)
  • PHP研究所(2013/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569679563
  • NDC分類:915.3

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内容説明

『枕草子』『紫式部日記』など、「名前は聞いたことがあるけど」……敬遠しがちな「女流日記」。じつは、「職場にうまくなじめない」「他の女への嫉妬でキレそう」など、今に通じる女子のホンネがたくさんつまっています。「紫式部は清少納言が大嫌い!?」「メールチェックならぬ恋文チェックをしていた女君もいる!」など、驚きの話も満載。1000年前の大先輩が、あなたの悩みにヒントをくれるかも。平安女子の頭の中を、ちょっぴりのぞいてみませんか?

目次

第1章 枕草子(バッチリきめたつけ毛が崩れる恐怖―オシャレにまつわる喜怒哀楽 夫の愛にすがる女はバッカみたい―女も仕事を!キャリアウーマン宣言 ほか)<br/>第2章 紫式部日記(宮中社会はまるで現代オフィス?―上司や同僚とのつき合い方 正妻と愛人のドロドロはあったのか?―紫式部の道長愛人説を検証 ほか)<br/>第3章 和泉式部日記(悲しみのなか出会い、ひかれ合うふたり―亡き恋人の弟と急・接・近 今も昔も強引な男に女は弱い―年下男に迫られ一線を越える!! ほか)<br/>第4章 蜻蛉日記(男心は半年以上、ジラしてつかめ!?―目指せセレブ妻!御曹司からの求婚 携帯チェックならぬ文箱チェックの悲劇―浮気メール発見!そのときどうする!? ほか)<br/>第5章 更級日記(等身大仏に祈る幼少時代―物語にあこがれるオタク少女 ご当地伝説から春を売る美女まで―純朴少女が見た華麗な世界 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海藍

7
「どの時代も女の人はゴシップが好きやね」というのが読んでいて初めの感想。内容は現代の女性が好みやすい書き方をしていると思う。例えば日記=ブログ、文=メールと言って現代に置き換えて想像をしやすくしたり、取り上げられるネタが女性が共感しやすい箇所をピックアップしている。作品に興味を持たせるにはいい本かも。2013/05/10

ナポナーラ

6
最初、なぜか文章について行けなくて読むペースが遅かったんですが最後の方はスラスラ読めました!面白かったです。2013/05/06

しゅてふぁん

5
5つの作品・作者をわかりやすく、より個性的に紹介していて、原典を読んでみようという気になる。所々に入っている一コマ漫画も現代風に描かれていておもしろかった。今も昔も、人は変わらないな~。2015/12/20

ちばっち

4
読了日不明。2015年なのは確か。平安の女流作家たちがOL風(?)に色々語っていて面白かったです。清少納言が出仕し始めの時は恥ずかしがりやで人が集まる前に帰りたがっていたのには驚きました。それなのに慣れてくるとお局みたいに今時の若い子は…みたいな発言をしているのに笑ってしまいました。紫式部や和泉式部等それぞれキャラが出来上がっていて面白かったです。しかし原文を横に置きながら読まないと面白さ半減です。元ネタがどこに書かれているのかはちゃんと示してあるのですが原文は全く載っていません。2015/11/24

チョビ

4
ものすごく、自分の人生を振り返ってしまいました。というくらい、わかりやすいです。ネガティブな部分をクローズアップしているせいだろうか・・・。読む人によっていろいろ感想は違うと思いますが、平安時代も現代も人の営みとは大して違いはないのだなあ、と思いました。2013/05/20

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