内容説明
親の経済格差が生み出す学力格差。低所得地域に生まれた子供たちにも機会を与え、格差を解消する方策はないか? この問いに対する答えとして、いまアメリカの教育界で注目されている組織「KIPP(キップ)」。知識は力、知識があれば未来が変わる――そう信じる2人の若き教師が全力で挑み続ける、情熱と奮闘の物語。
目次
1時間目 はじまり―二人の教師の物語(強引さを身につける リスクをとる者たち ほか)
2時間目 KIPPを立ち上げる(「ナレッジ・イズ・パワー・プログラム」誕生 レヴィン先生、解雇される ほか)
3時間目 二つの学校を始める(ボールから受け継いだもの ファインバーグの恋人 ほか)
4時間目 多くの学校を始める(六人会議 ケネスはそこにいる ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KTakahashi
1
教育には可能性がある。教育によって未来は変わる。KIPPスクールを設立した,ファインバーグとレヴィンのものがたりです。2019/06/08
シロクマとーちゃん
1
カリスマ的教師ということなのだが、どんな授業なのか、これを読んでも今ひとつ実感がわかない。そこのところの具体的な描写は少なかった。長時間授業やら誓いやら、厳しい教育という印象。しかし、実は最後まで読んで分かったけど、クラスの中での子供たちの意識はお互いの間の競争ではなく、チームとして一丸となって、勉学に励むという意識のようだ。2018/11/30
むん
0
どんな貧困層の子どもたちでも、よい教師と巡り合い、一生懸命関われば必ず学力は伸びる。諦めず、子どもと向き合うこと。励まされた。2014/05/07
パロリーヌ
0
2人の熱意が素晴らしいです。大きいことを成し遂げるには周りの協力も必要なんだと思いました。2014/04/22
hideko
0
カリスマにしか教育は変えられないのか? 普通の人に出来る事は?2013/05/12