内容説明
唯一神・御子神てとらの弱体化によって、街では悪神・氷室結に扇動された人外たちの騒乱が頻発。「天秤の会」が総出で対応を強いられる中、新たな神となった天人は亜夜花とともに戦う意志を強めていく。一方、寮を出た梨玖はてとらに頼まれた“役目”を果たすべく行動していたが……!? 人と「人ならざるもの」の命運をかけた戦い、怒濤のクライマックス!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
22
ついにシリーズ最終巻・・・。ちょっと寂しいような気分になりました。それでも、明るい前向きな終わり方だったので安心しました。2013/04/11
水無月冬弥
12
すえばしけん先生(@suebashi)の作品 #ラノベ いい終わり方だった。ちょっと切ないけど。亜夜香のデレデレもよかったし、梨玖も成長してよかった。……わりをくったのはコウタくんだよねえ(笑) 2013/03/23
KUWAGATA
11
またひとつお気に入りのシリーズが終わってしまった。手のひらの上の神話。そういう例えが個人的にぴったりの本作品でしたが、最終巻はちょっと結末を急ぎすぎたキライはあるものの、オールスター出場で、さすがのベテランらしく、手堅くきっちりとまとめて、納得のいく幕引きでした。表紙の亜夜花がすごく可愛い。この作品は彼女の成長の物語でもありましたね。もちろん主人公その他にとってもそうですが、特に彼女に関して強くそう思いました。すえばしさんの次回作に期待します。2013/03/04
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
9
【★★★★★】天人たちの成長と人と人外の共生をテーマに描いたシリーズ最終巻。 すべてはある人物の手のひらの上だった!・・・お見事です。 相変わらず手堅い作風で、最後まで安心して読める作家さんだわ。2013/05/14
尚侍
8
物語としてはすごく綺麗にオチがついて、これを面白くないと言うのであればなにが面白いんだということになるんですけど、なんとも言えない物足りなさを感じた最終巻でした。作品全体のバランスをとりつつ伏線を張っておいた梨玖にも見せ場を作ってなど、突出した活躍をするキャラを出さないよう作者が配慮したように感じたのですが、個人的にはもっと天人と亜矢花に主体的に動いてもらいたかったですね。てとらさんの力が強すぎる分バランスをとろうとするとこうなるのはわかるんですけど、もう少し熱い展開の方が自分的に納得できた気がします。2013/03/06