集英社文芸単行本<br> 猫はときどき旅に出る

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集英社文芸単行本
猫はときどき旅に出る

  • 著者名:高橋三千綱【著】
  • 価格 ¥1,466(本体¥1,333)
  • 集英社(2016/02発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
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  • ISBN:9784087714999

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内容説明

第1部発表から十一年を経て完成された長編小説の傑作! 作家兼脚本家兼映画監督兼劇画原作者兼誠実なる酔っぱらい人間、楠三十郎の遍歴。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ophiuchi

8
この人の小説を読むのはずいぶん久しぶりだが、いきなり「これは猫の話ではない」って、おいおい。2018/07/26

田中峰和

4
四六時中酔っぱらっているアル中作家の自伝的小説。文筆活動に専念していれば裕福に暮らせるのに映画製作に手を染めたのが間違いのもと。三十郎は監督した映画の配給先も見つからず借金に追われる。極貧の留学時代以来、環境は変わっても金に困る生活が続く。女にはだらしないが、動物には極めて優しい。ギャングが苛める子犬を命がけで救ったり、死に掛けの子猫は病院に連れていく。幼少期の引っ越しで犬を捨てた父への恨みがトラウマとなったのか、この記憶はよく出てくる。時代があっちへ行ったりこっちへ来たり、まるで酒飲みの与太話のようだ。2017/07/26

ume-2

2
久しぶりに高橋さんの名前を見かけて。文豪です。文章もいいけど、なにより比喩のセンスが秀逸。数ページに一回は声を出して笑ってしまった。「オランウータンと初めて出くわした小熊のような表情で」なんて表現はちょっと出てこない。本の内容は恐らく自伝なのでしょうが、ここまですごい経験をしている人は希少です。冒頭に「これは猫の話ではない。」とありますが、第三章は猫好きには堪らない話でいっぱいです。特に「野良猫メモ」はいいです。それにしても起きている間中呑んでいるこんな物書きの家族はタイヘンでしょう。金は天下のまわり物。2013/07/07

あられ

1
何とか読み切ったが、読みながら牧野富太郎博士を思い出していた 生み出すものは秀逸なのだろうが、こういう人のそばには私はいたくない 後始末、しりぬぐい、そんな思いにとりつかれてしまいほとほと疲れてしまった こういう感性の方もいるんだ 猫はふらりと旅に出て戻ってこないこともある この主人公はどうだったのか2024/06/09

さな子

1
脳内に酒と女しかないおっさんの回想記。なのに続きが気になってしまう妙な魅力のある作品。2016/04/26

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