内容説明
中国分析の第一人者・富坂聰が党大会後の現地を徹底取材。習近平・中国の弱点をあぶり出し、今後の対中外交において日本がとるべきスタンスを提唱する!目からウロコの対中戦略論!
目次
第1章 勝利の鍵は「宣伝戦」にあり(領空侵犯に対する日中の主張 安倍政権への期待と警戒 ほか)
第2章 民意に怯える共産党(活発化する民主化運動 期待はずれの人事 ほか)
第3章 感情的外交の愚(日本人がもつ危機感の源流 「尖閣に近づいたら損をする」 ほか)
第4章 中国の弱点(日本人の「反中」感情 「メイド・イン・チャイナ」と「中国ブランド」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本河透
1
富坂氏は一目置く中国専門家。さすが眼からウロコの中国情報が盛沢山。中国恐るるに足らず、冷静に対処するに限る事が良く分かった。「日本は金持ちになってから老人になったが、中国は金持ちになる前に老人になってしまった。」という言い回しは納得。2013/03/03
RUSTY RAZOR
0
やはり外から見ると日本が中国を挑発してるようにも見えるようだ。2015/06/24
しんたろう
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中国を熟知したジャーナリストによる中国分析。尖閣漁船衝突事件から国有化までの日本外交の稚拙さの説明に説得力。中国が戦争をしたくない7つの理由も説得力抜群。2013/04/30
Kazuo Ebihara
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著者は、北京大学に学び、雑誌記者を経て、 ジャーナリストになった。 中国関連書籍を数多く出している。 日中が抱える問題は種々に渡っている。 尖閣諸島、反日デモ、外資の投資抑制、 中国共産党への民衆の不満、富裕層の国外夜逃げ。 新聞やテレビでは報道しきれない 中国の裏事情を丁寧に解き明かした。 マスコミが伝える局所をクローズアップした事実は、 決して全体像を伝えているとは限らない。 むしろマスコミが伝えたい意図に沿って、 選択された事実であることの方が多い。 注意しないとね。2013/05/06