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内容説明
最澄・空海・法然・親鸞・日蓮・一遍・栄西・道元・一休。彼らはどのように独自の信仰に目覚め、どのような教えを広めたのか。死生観や特徴的な名言、各宗派の教えの概略など、日本仏教の基本がわかる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルカリオン
11
主要宗派の開祖(最澄・空海・法然・親鸞・日蓮・一遍・栄西・道元)と一休の一生を興味深い筆致で紹介▼法然は教義の理解・研究よりも念仏を唱えることを重視した。それに対して、弟子の証空は浄土宗の経典の注釈書を学ぶことを重視した。前者を鎮西義、後者を西山義という(p131/227)。一遍は優秀な少年であり、将来の西山義後継者候補と期待されたが、家督を継ぐことになりいったん還俗した。その後、再び出家し、お札を配り歩く。信奉者は「時衆」と呼ばれた。一遍の死後、強い影響力を持った弟子が2代目として「時宗」を組織した。2021/12/24