内容説明
労働契約法、労働者派遣法、高年齢者雇用安定法の改正がすべて成立。企業の人事労務はどう変わるのか、そして人材活用や雇用のリスク管理はどうすべきか。改正法の背景や、具体的内容、対応実務を第一人者が解説。
目次
第1章 日本の雇用が変わる
第2章 労働契約法の改正―無期雇用転換をめぐって
第3章 有期労働契約の雇止め法理を法制化
第4章 期間労働者への不合理な労働条件の禁止
第5章 労働者派遣法の改正―派遣先で必要な対応を中心に
第6章 高年齢者雇用安定法の改正と労働契約
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノリピー大尉
6
「無期転換申し込み権」や「みなし雇用」など、理解しておくべき内容を確認。法務や人事の担当者でなければ、関係した部分の拾い読みで可だと思うが、時期をおいての復習は必要。2018/07/21
skyfield
0
平成24年に労働実務に大きな影響のある内容が盛り込まれて改正された労働契約法・労働者派遣法・高年齢者雇用安定法が、この平成25年に施行された。本書には、その改正内容がコンパクトにまとまっており、基礎知識を得るには良いと思うが、筆者が今回の改正(特に労契法と派遣法)に対して否定的で、やや偏った見解が散見されることと、記載・引用されている筆者ないしは学者の改正法の運用・解釈に関する見解は、法律施行前に書かれたものなので、今後行われる行政側の運用・解釈と一致するとは限らないという点には注意する必要がある。2013/12/08