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内容説明
本書で扱う日記は、エクセルなどの表計算ソフトを用いるものです。1つのセルが1日分で、縦1列に365日を綴り、年が変われば隣に列を増やしていきます。市販の連用日記は買い替える必要がありますが、この日記はいわば「無限連用日記」。人生を一覧することができます。デジタルの日記なので、過去の記録を検索するのも簡単。本書では、文章作成、プレゼン、健康管理など、現役官僚が考案した「知のシャープナー」の数々を初公開
目次
第1章 理論編―「知のシャープナー」の土台づくり(無限連用日記とは?―一生買い替えなくてもいい日記 日記に込める知の7要素 ほか)
第2章 実践編―「知のビッグピクチャー」を描く(なぜマトリックスの日記をつけるのか? マトリックスの日記はこうつける―知的な日記の5原則 ほか)
第3章 応用編―「冴えるカタログ」を編集(「サエカタ」とは? サエカタの柱1―環境を整える ほか)
第4章 発展編―「ソーシャル・シャープナー」で社会に貢献(知のリレー―親から子、前任から後任へ 知のコラボ―チームシャープナー ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
23
知:知識、知恵、告知、知遇、知事(7頁~)。知の7要素:IOQATAR(21頁)。MY法:Matrix Years(36頁~)は創造の母胎という。 準備→収蔵→創造→活用→自省→準備・・・の知のフル回転サイクル(52頁)。知はマネジメント能力を含む(65頁)。 知の四則演算:+付加・深掘、-精選・俯瞰、×融合・交配、÷分割・分類(139頁)。 著者HPはhttp://sites.google.com/site/knowledgesharpener 2015/04/18
Gatsby
14
フランクリン・コーヴィーが「刃を研ぐ」という表現を使っているのと同じような考え方が、この「知」のシャープナーという発想だろう。表計算ソフトを使って、何年にも渡って自分の取り組み・考え等を記録していくというだけのもので、これなら自分でもできると思った。それが著者の狙いでもあり、この方法を使って、自分の「知」に磨きをかける人が増えてくれればということのようだ。システムはシンプルであるほうが実行・継続しやすいし、この記録は自分のためだけではなく、仕事の後継者、自分の子供にも引き継げるところが優れていると思う。2013/02/24
モモのすけ
7
再読。健康も重要。「頭を冴えさせる上で、栄養(食)は、手っ取り早い方法でもあり、本質的な方法でもあります」「色々を少々」「まごはやさしく」=「日本の伝統的な食文化を意識したフレームワーク」2013/03/15
K.H.
5
Excelなどの表計算ソフトを使った無限連用日記の手法(MY法)が語られる。読んで素直に感心した。これはたしかに斬新。しかもきっと効果的。この手の本でここまで納得させられるものは今までほとんどなかったように思われる。…が、やってみようという気があまり起こらないのは、困ったことにわたしが手書き人間だからだろう。そうした無駄なこだわりのない人には、一度試してみてほしい。2022/01/14
RingWondeRing
4
表計算ソフトで無限連用日記に驚愕。これぞワイの求めてたものや!電子ならではのリンク、SNSの拾読みも全部スクショかコピペ、Kindleからスクショ、何もかも1日1セルに集約できその大きさは伸縮する、どの端末からでも更新できる利点に痺れた。一方よくデジタルで指摘される俯瞰性の低さは、連用日記においてはむしろ紙の方が劣る。紙が万年筆が知的営みが好きすぎるからこそのデジタル無限連用日記。フイルムカメラが好きな皆さんがデジカメに移らざるを得なかった、むしろ喜んでデジタルに移るしかなかった感覚に近い気がする。2020/10/20