講談社文庫<br> 沿線風景

個数:1
紙書籍版価格
¥691
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文庫
沿線風景

  • 著者名:原武史【著】
  • 価格 ¥691(本体¥629)
  • 講談社(2013/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062774574

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

鉄道とバスを乗りつぎ、移ろう車窓の景色に眼を凝らし、降り立った土地の食を楽しみ、関連する本に思いをめぐらす。昭和の雰囲気を忠実に残す郊外の団地、天皇や皇族にちなんだ場所、宗教施設やその跡地、さらに浅間山荘、旧上九一色村など戦後史の重要な舞台を訪ね、読書と旅の風景をつなぐ日帰り“書評”エッセイ。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

37
本来の目的は書評だが、鉄道を中心とした紀行文でありエッセイの要素が強い。全22篇を通じて著者が行き先を示し、編集者が同行するスタイルをとっており、鉄道ファンである著者にしては鉄分が少ないような気がする。団地、天皇制、レッドアロー号が印象に残った一冊。読了更新は7日ぶりだが、それはイザベラ・バードと旅をしているため……(苦笑)2016/10/18

おいしゃん

31
書評と旅行記を兼ねた珍しいタイプのエッセイ。 本も旅も大好きな自分にもってこいな本だったが、本の内容と旅先の結びつけがややこじつけな感もちらほら。2020/07/31

onasu

21
主に東京近郊で、今では耳目を集めることもないけど、て場所や著者思い出の地を鉄道で訪ねる。  週刊誌に連載されていた書評+αの、書評部分を省いて、本作にしたとか。それなりではあるけれど、今ひとつ食い足りない、てのは文量だけでなく、こうした経緯にもよるか。  JRの営業政策で、旨い駅そばがなくなっているとの話しには、激しく同意だ。  「旅行するから、その地に関わる本を読む」ではなく、「本が、(読者)を外の世界へと連れ出す」というのは、いいね。無論、前者もありで、実体験が一入なのは、言うまでもない。2013/06/24

mymtskd

19
鉄道の沿線をめぐる紀行エッセイのようで、実は2006~2009年あたりに出版された本の書評である。ご自身のお好きな鉄道にまつわる話とご専門の天皇関連の歴史的な考察にちょこっとグルメも入って読んでいて楽しい書評になっている。関東圏にお住まいなら身近な土地にまつわる話も出てきてさらに興味深く読めると思う。2021/01/05

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

16
原氏の天皇史関係の著書を立て続けに読んだので、期待してこの本に臨んだ。最初、不思議で少し雑な紀行文かと思った。しかし、読み進めるうちに原氏が読んだ本で触れられた場所を中心に、各地を訪れるという趣旨が少しづつ理解できるようになった。訪問地は団地やその商店街、遊園地跡など奇妙な場所が多いが、それは原氏の関心を濃厚に反映したものである。著者の本を何点が読まれてから、この本に当たることをお勧めしたい。2020/04/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6304824
  • ご注意事項

最近チェックした商品